私の旦那は、結婚対象外だった”バツ1男性”。付き合うほどに惹かれていった。

大好きだけど、怒ると罵声がすごい彼。

初めて彼氏が出来たのは中学生の時。

 

今まで恋愛経験は豊富な方で、自分がこの人良いかな〜って思う相手とは大体付き合えていました。

 

それも自分から告白する訳ではなく、相手も自分に好意を持つ様に仕掛けていました。

 

がしかし、いざ付き合ってみると、相手からの想いの強さが受け付けなくなり、すぐ別れを切り出してしまうという、取っ替え引っ替えを繰り返し、周りの友達からは使い捨てカメラと言われていました。

 

唯一長続きしたのが、中学生の時に出来た同級生の彼氏と、高校生の時に出来た年下の彼氏で、その高校の彼氏とは約6年間お付き合いしまいた。

 

こんなに長続きした恋愛は今まで無かったし、ずっと好きでいられたのも初めてだった為、お互い結婚も視野に入れ20代前半には結婚するつもりでいました。

 

でも、唯一不安だったのが、その彼氏は怒ると歯止めがきかなくなり、かろうじてDVは無かったものの、物に当たるし、とにかく罵声が凄く喧嘩の度に恐怖でした。

 

でも相手の事は物凄く大好きだし、彼氏もそれ以外においては本当に私の事を大事に思ってくれている為、暴力を振るわれた訳では無いし、私が我慢してこれからもやっていけば良いんだと思っていました。

 

一種の洗脳の様な感じです。

 

しかし、社会人になり、人生の先輩方から、私たちの付き合いに対するご批判やまだまだ他にも男の人はいっぱいいる、まだ暴力を振るわれて無いけど結婚なんかしてしまったら危ないというアドバイスを受け、心を鬼にし勇気を振り絞って大好きだった彼氏に別れを告げました。

 

別れた後1年くらいは何度か食事に行ったりしてお互いの近況を話したりして、相手から俺が変わるからやり直したいと何度も懇願され、何度も心が揺らいでしまいそうなのを押し殺し、正反対の言葉を相手に投げつけるのは本当に本当に辛かったです。

 

全て「結婚したら」という目で見てしまっていました。

結婚に関して焦りはありました。

 

20代前半に長く付き合っていた彼氏と別れてから、今まで参加出来ていなかった合コンに参加してみたり、出会いが増えそれなりにお付き合いもしました。

 

しかし、やっぱり学生の時とは違い男性を見る目線が仕事、収入、結婚観等ステータスや今後の人生観を重視してしまい、お付き合いした男性にも厳しい審査をしてしまっていた様な気がします。

 

全てを”結婚したら”という目線で見てしまい、少し違えば何か違うな〜と、何が1番大事なのか迷走していた気がします。

 

離婚歴のある男性は論外だったので。

出会ったきっかけは、共通の友人の紹介でした。

 

当時、旦那は元嫁と離婚したばかりで、また新たな人生をスタートさせた時でした。

 

共通の友人は、旦那の友人に好意を持っており食事会を開いて欲しいと旦那にお願いし、そのかわり女性側も綺麗な子を連れていくからと言ったそうです。

 

一方当時私は、お付き合いしていた男性がいましたし、かつ離婚歴のある男性は論外だった為お断りしたのですが、友人からどうしてもお願いとの事で、上手くいってほしいという気持ちもあり、付き合い程度に渋々食事会に行きました。

 

最初の印象は、4歳年上にしては若いという事と、顔が濃いというより目が大きいっていう思いしかありませんでした。

 

結局、絶対に無いと思っていたバツ1男性と付き合うことに。

その食事会では、友人と意中の人が上手くいってほしいという気持ちしかなく、それに専念しました。

 

旦那は偏見になりますが、離婚歴がある割に真面目で誠実で気が効くし、友達からも凄く慕われているのを見て、何で良い人なのに離婚してしまったんだろう?と不思議になりました。

 

翌日、友人伝いに連絡先を聞かれ、悪い印象は無かったので気軽に連絡を取る事にしました。

 

そして彼氏とはやはり流れで別れました。

 

他愛も無いLINEを続け、約1ヶ月後2回目の4人での食事会が開催され、その時もまた楽しい会になりながらも、自分の中で離婚歴には拒否感があり、壁を作り続けていたと思います。

 

そして、その後2人で食事に何度か行き、ご飯も毎回ご馳走してくれるし、気が効くし優しいし面白いし良いな〜と思っていました。

 

しかしその時、別の友人に誘われた合コンで出会った男性とも連絡を取り始め、離婚歴が無いし、公務員だし、私にも好意がある様だったので、今まで頻繁に取り続けてきた彼との連絡を急に途絶えさせてしまいました。

 

その新たな男性とご飯に行ったり、お出かけしたりして、そんなに時間もかけずお付き合いする事になったのですが、付き合って分かった事が、物凄くケチだし少食という事。

 

付き合う前は私に合わしてくれていた様なのですが、付き合って以降、外食先の広いテーブルが貧相な事。

 

毎回支払いの際相談してくる事が嫌過ぎて、別れを視野に入れ始めた時、例の彼と何回か行った食事を思い出しました。

 

私の食べたい物を好きなだけ頼ませてくれて、結局食べきれなくても文句一つ言わず残飯処理してくれ、代金も有無を言わさず払ってくれ、それまで当たり前に思っていた事がどれだけ素晴らしく大事な事だったのか、その男性と付き合ったお陰で身に染みて感じました。

 

そして約3ヶ月連絡を途絶えさせてしまっていた間も、共通の友人に私の事を相談してくれていて、好きでい続けてくれていると聞き、私からもう一度連絡をしまた食事に行きました。

 

私が失礼な事をしておきながらも、嫌味一つ言う事なく純粋に私ともう一度をこうやって食事に来れている事を喜んでくれている彼の姿を見て、本当に私の事を想ってくれているんだな〜と実感しました。

 

そして私も彼に好意を抱き始めた時、初めて食事のあと彼の家に上がらせてもらい、2人共お酒を飲みながら沢山沢山朝方までお話しをしました。

 

離婚歴がある事実は変えられやんけど絶対私の事を幸せにするからと、誠実に真っ直ぐに伝えてくれたので、元々絶対に無いと思っていたバツ1男性と付き合う事にしました。

 

付き合ってから、彼の事をどんどん好きになっていきました。

結婚に至ったポイントは、私の事を大事に思ってくれているかだと思います。

 

付き合って約1年で同棲生活を始め、四六時中一緒に居たらやっぱり嫌気もさすのかな〜と不安もありました。

 

同棲を始める前と変わらず大事に思ってくれているのが伝わりますし、家事等も私に好かれようと出来る範囲で頑張ってくれている姿は、仕事も大変なのに本当にありがたいな〜と感じましたね。

 

自分の事をいえば、付き合ってからどんどん相手の事を好きになっていってるのが凄く分かって、こんな愛おしい気持ちになれているってのもポイントでした。

 

少なからずやはり好きじゃないと、生活を共にする訳なので苦痛だと思います。

 

安心感だけじゃなく、幸福感をもたらしてくれた。

結婚できて、変わらずこんなに愛おしく思える相手と家族になれて、いつも側に居られる事に幸せを感じます。

 

結婚出来た事の安心感は勿論あります。

 

しかし結果論かもしれませんが、そんな事より、こんな素晴らしい結婚相手に巡り会え、結婚出来た事が幸福です。

 

他の人と妥協した結婚をしていたら、結婚を出来た安心感はあったにしろ、幸福感は得られてないんじゃないかと思います。

 

勇気を振り絞って見切りを付けることも必要です。

私は正直、この様な婚活をしたといった”秘策”は無いですが、自分の信念は曲げず、目利き力、見切り力、判断力はしっかり持っているつもりでいました。

 

色んな男性を勿論見る必要はあると思いますし、軽いかもしれませんが、この際一度お付き合いしてみて判断していくのも有りだと思います。

 

付き合ってみなければ分からない事が絶対にありますし、長い目を見て身体の相性もやはり大事になってくると思います。

 

でも第一にどうでも良い人、可能性が無い人と自分に寄ってくる手当たり次第の人と付き合う必要は無いので、そこでまず目利き力、判断力が必要になってくるのかな〜と思います。

 

自分にとって不利益をもたらしたり、振り回されても時間の無駄だからです。

 

それだったら、結婚まで至らなかったとしても、色んな経験をさせてくれたり、色んな知識を与えてくれ、少なからず何かプラスになる事があれば次回に活かす糧になります。

 

でもそんな尊敬できる様な相手であっても、やはり結婚するとなれば毎日の生活となる訳ですから、この相手と一つ屋根の下で共に出来るのかは、性格の相性は大きいと思います。

 

性格は全員違うので理解出来ない部分があって当然ですが、相手に流され過ぎて自分を無くす、または、自分の全てを強要するのは、今は我慢できていても後々ストレスとなり爆発してしまいます。

 

お互い何か一つでも、「絶対これだけは」という信念ってあると思います。

 

そこはお互いが思いやり、理解して、信念を貫くのは大事だと思いますが、相手のその信念を理解してあげれない、絶対納得してあげれないと思う相手の信念であれば、やめた方が良いと思います。

 

絶対毎日の生活になると自我が出てきます。

 

そこで大事になるのが見切り力です。

 

相手の事が好きだけど、どうしてもそこが理解してあげれないと思う部分があるのであれば、勇気を振り絞って見切りを付けるのは間違いではないと思います。

 

結婚する前に気付けて良かったとむしろ自分の為と思って。