女子高出身、奥手の私が、職場で唯一の若い男性からプロポーズを受けた!

ロックミュージシャンに恋をしていた。

私は、小学校の高学年くらいからぽっちゃりとした体型で、中学生の時好きになった同級生に告白しても成功したことがありませんでした。

 

高校は女子高に入ったので、同性の友達と部活をやったり、コンサートに出かけたりするほうが楽しかったです。

 

その頃好きだったロックグループの追っかけをしていました。

 

クラスの中には他校の男子生徒と合コンをしたりする子もいましたが、当時は年上のロックミュージシャンに恋していたので、同年代と付き合うとかは興味ありませんでした。

 

結婚よりも仕事を覚えるほうが先

結婚に関して焦りはありませんでした。

 

まだ21歳でしたし、ちゃんと正社員になったのも初めてだったので、興味のある職種の会社に入れたことの方で頭がいっぱいでした。

 

それまでちゃんと男性とお付き合いをしたことがなかったので、「結婚」というキーワードは自分の中にまだありませんでした。

 

その頃はまだ仕事を覚えることの方が優先でした。

 

おじさんばかりの会社で見つけた、出張帰りの”若い男性”。

21歳の時に六本木にオフィスのある会社へ採用されました。

 

そこは、私よりもかなり年上の男性が多い会社だと思っていましたが、たまたま出張から帰った彼(今の主人)が戻ってきており、その時初めて会いました。

 

「あ、若い人もいるんだ!」というのがはじめて彼を見た感想です。

 

私は、奥手でしたし女子高出身だったので、あまり男性と知り合う機会がなくハッキリ言って男性とちゃんとお付き合いはしたことがありませんでした。

 

なので、彼と会った時も特に男性として意識はしていませんでした。

 

なんだか、好きになってきちゃったみたい・・・

会社に入り仕事もだんだん慣れてきた時、ある日の夜、会社の先輩である今の主人から自宅に電話がかかってきました。

 

社員名簿を見て家の電話番号がわかったようです。

 

私はいきなり先輩からの電話で、何か仕事のミスでもしたかと焦りました。

 

「どうかしたんですか?」と電話の理由を聞くと、出張の多い仕事なので地方のホテルの部屋で1人でお酒を飲み、つまらないので私に電話してきたそうです。

 

仕事のミスの指摘でない事が分かってホッとしたので、他愛のない世間話をしました。

 

それから何度か主人から電話がかかってくるようになり、「洋服を買いたいから、明日仕事が終わってから買い物に付き合ってくれない?」と言われ原宿へ行きました。

 

服を選んで、食事をごちそうしてもらいましたが、私はまだそれほど彼を男性として意識していなかったので、会社の先輩と後輩という感じでいました。

 

そんな感じで何度か食事に出かけたりしてるうちに、主人に女友達を紹介してくれないかと言われ、私の友達を誘って3人でご飯を食べに行くことが多くなりました。

 

その時少しジェラシーを感じたのを覚えています。

 

それから少しして、2人で食事をしている時主人が「なんだか、○○さん(私の名前)のこと好きになってきちゃったみたい」と恥ずかしそうに言い、「私も・・・」と答えました(笑)

 

そこから恋人として付き合うようになりました。

 

恋愛経験が少なかったので、「結婚」についてはピンときていなかった。

結婚に至ったポイントは突然のプロポーズだと思う。

 

私は、まだ22、3歳で主人は5歳上で28歳くらいでした。

 

主人のことは好きでしたが、「結婚」という言葉は全く自分の中に出てきていませんでした。

 

初めて付き合った男性ですし、その頃太っていたことにコンプレックスを持っていた私は、ダイエットして、標準より少しぽっちゃりという感じでしたからか、モテ期だったので(笑)

 

浮ついた気持ちで他の人とも飲みに入ったりしていたのです。

 

恋愛デビューしたばかりといった感じでしょうか?

 

主人と付き合って2年半ぐらい経ったときでしょうか。

 

ある日主人と映画を見に行き、上映が終わって立ち上がろうとしたときに「そろそろ、ご両親に挨拶に行かなきゃね」と言われたんです。

 

それで、自分の中に「結婚」という意識がうまれました。

 

仕事をやめないといけなかったことは残念でした

結婚できて良かったところもありますが、社内恋愛だったので、私は会社を辞めなければならなくなりました。

 

好きな職種ですし、会社に入って3年で仕事に慣れて楽しくなってきた頃なので、まだまだ続けたかったです。

 

正直24歳だったし、まだ早いかな?とも思いました。

 

でも、笑いのツボが同じ、価値観が一緒の彼が好きだったのでプロポーズされたことで迷わず結婚しました。

 

結婚式のドレスが入らないという難問にぶつかった!

まだ23歳ぐらいだったので婚活という事はしていませんでしたが、結婚が決まって、式場を見に行くとか結婚式のための具体的な作業が始まった時、1つの壁にぶつかりました。

 

今は色々なところで大きなサイズのショップがありますが、当時式場のレンタルドレスにはLLサイズのドレスというのがほとんど無くて、ダイエットしてちょっとぽっちゃり気味くらいになった私のサイズのドレスを探すのに苦労しました。

 

式場の直営のレンタルドレスのショップには無かったので、都内のお店を探しては試着して歩き、体型に合わなくて断念したりしていくうちに、情けなくて「私は結婚式でドレスを着れないんだ・・・」と涙を流した時もありました。

 

その頃友人が結婚式を挙げる時妊婦さんで、マタニティウエディングドレスを注文して結婚式に着たのですが、友達はそれを貸そうか?と言ってくれましたが、さすがにそれは断ってドレスを捜し歩きました。

 

ダイエットしながらようやく着れるドレスを探し、結婚式は打ち掛けとドレスのお色直しができました。

 

それはいい思い出です。

 

私は、初めて付き合った人と結婚して、恋愛遍歴も無いので人にアドバイスできる立場ではありませんが、やはり結婚適齢期は一般的な年齢ではなく、その人その人の年齢だと思います。

 

もう結婚して33年過ぎてしまいました。

 

今思うと色々なことがありました。

 

この人と結婚してよかったのか?と思うこともありますが、3人の子供に恵まれて良かったです。

 

主人と結婚していなかったら、今の息子とも会えなかったことになるので、結婚して良かったんでしょうね。

 

そう思わないと後悔の連続になる気がします。

 

今は幸せなので今の旦那さんで良かったと思いますね。