
今の夫と出会うまでは、ちゃんと付き合うという経験がありませんでした。
元々大人しいほうで、男性と話すことが苦手だったので、今の夫と出会うまでお付き合いした方は二人だけでした。
初めてお付き合いしたのは、高校2年生のころに、同じ部活の先輩でしたが、彼氏彼女の関係に戸惑いほとんどコミュニケーションも取れずに、一ヶ月で自然消滅となってしまいました。
二人目は大学生1生のときに同じサークルの先輩でしたが、こちらもあまり二人きりになると会話が続かずに半年ほどで自然消滅になってしまいました。
不妊体質なので、結婚は焦っていました。
結婚に関しては焦りはありました。
私は遺伝的に子どもが出来にくい体質だと知っていたので、早いうちに結婚をして、治療に取り掛かりたいと思っていたからです。
不妊体質でなければ、それほど焦りはなかったかもしれません。
私のバイト先のケーキ屋に来たシャイな男性
夫は同じ大学の同期でした。
専攻が違ったので、しばらくは直接話す機会はなく、私は夫の存在を知りませんでした。
私が夫の存在を知り初めて話したのは、私がバイトしていたケーキ屋さんに、私の男友達と夫が二人で来店してきた時でした。
男友達が「よっ!ちょっとケーキ食いたくてさ!」と言って、夫は照れた顔で「どうも…」と挨拶してくれたのが印象的でした。
「寂しいから電話切りたくない!」の言葉にトキメキを感じた。
バイト先のケーキ屋さんに来てくれたことがきっかけで、男友達を介して夫と関わる機会が増えていきました。
夫と仲良くなったのは、お正月の初詣に夫を含めた友達と4人で行った時でした。
一緒に写真を撮ったり、屋台でリンゴ飴を食べたりしながら、みんなで楽しんでいました。
ですが、夫はなかなか私の顔を直視せず、あまり話しかけてきません。
帰り際に、凄い人混みで思わず前にいた夫の服の袖を掴んでしまいましたが、夫は何の反応もありませんでした。
私もまだ好きという感情はありませんでしたが、「もしかしてあまり気に入られてないのかな」と不安になってしまいました。
帰宅後、男友達を介して写真のデータを送ってもらうためにアドレスを交換しました。
すると、メールでは「今日はありがとう!すごく楽しかった!」など、絵文字をたくさんつけて可愛らしいく送ってくれたのです。
「あぁ、よかった。嫌われてなくて。」と一安心しました。
それからメールは毎日のように途切れなくなり、時々電話もしてくれるようになりました。
私も話すのが苦手でしたが、電話を切る際に夫が「電話切りたくないな~。寂しいじゃん。」と言ってくれた時はとてもトキメいたのを覚えています。
家事分担も当たり前にやってくれる
結婚を決断したポイントは「居心地の良さ」と「協力的なこと」でした。
夫とは7年程お付き合いしていて、一緒にいることが当たり前になっていました。
結婚をする前に、一年間同棲をしましたが、休みの日は積極的に掃除をしてくれるし、手作りのご飯も「美味しい」と言って食べてくれます。
何もせずにダラダラしている無言の時間も窮屈な感じはなく、お互いに自然体でいられました。
共働きが普通の時代、家事は協力し合うことは当たり前です。
それを当たり前のようにやってくれる夫を目にして、「この人となら一緒にやっていけるな」と思いました。
「奥さん」と呼ばれるようになり実感が湧いてきた。
結婚できて、とても幸せでした。
「行き遅れなかったな」という安心感も少しありましたね。
同棲していたので、結婚してからも特に生活は変わりませんでしたが、同じ苗字になれたことや外では夫から「奥さん」と呼ばれるようになって徐々に実感が湧いてきました。
可愛くなるための努力はしてきました
私はお付き合いの期間が長く、恋人の延長線上で結婚に至ったという感じでしたが、私自身もっと可愛くなれるように沢山努力はしてきました。
もともとぽっちゃり体質だったので、通勤を30分徒歩に変えたり毎日半身浴で一時間は湯船に浸かっていました。
沢山食べてしまった翌日は、スムージーで置き換えたりランニングをしたりして、なるべく早く摂りすぎたカロリーを消費できるように努力しました。
そのおかげで、体重は三か月で-8キロを達成しました。
痩せるとお化粧やファッションにも興味がでてきて、雑誌を見ながら自分に似合う洋服を探したり、自分なりに化粧の勉強もしました。
夫や周りからも「可愛い」と言われる機会が増えて、道端でも声を掛けられることが度々ありました。
地元の友達には「●●が一番変わったね!」と言われてとても嬉しかったです。
後は、これは昔から意識せずともやっていたことですが、人と話す時はにこにこしながら笑顔で愛想よくしています。
自分の話は置いといてまず相手の話を遮らずに、適度に相槌をしながら聞いてあげると相手も気持ちよく話すことができます。
また、相手の話したい話題であれば、話が広がるような質問をすると、より一層盛り上がります。
私は自分の話をするよりも相手の話を聞く方が好きなので、昔からこのような感じで会話をしていましたが、周りから「聞き上手」と言われることが多いので、これも男性に近づけるポイントの一つかなと思います。