
束縛型の彼との別れ。その時の相談相手が今の主人です。
奥手な私は、大学に入るまで深く付き合った男性はいませんでした。
実は現在の主人は、人生で一桁台の男性遍歴の、ラストだったりします。
主人の直前の彼は束縛型で、別れるのにもめにもめて、私も体調を崩したりサークルに顔を出しづらくなったりと鬱々としていた日々でした。
そんな時に今の主人に相談に乗ってもらったりしているうちに、私から惚れこんでしまいました。
結婚への焦りはなかったが、いろいろストレスは抱えていた。
学生時代から付き合い開始で結婚が27歳。
結婚を急ぐ気持ちはありませんでしたが、付き合いが長すぎて独身ながら古女房のようになってしまうのが、不満でした。
主人が地方にUターン就職したがっていたので、それに婚期を合わせるのか…というあたりがストレスでした。
サークル時代の彼はとても居心地の良い人でした
主人の一人前の彼ともめていてむしゃくしゃした私は、大学サークルの飲み会に積極的に参加するようになりました。
実は一人彼女持ちながらとても包容力があり話しやすい先輩が私のターゲットだったのですが、その先輩の友人の下宿先にに数人で押しかけて二次会…という流れになり、その友人というのが、ズバリ現主人でした。
あまり女っ気がなく、サークル内でも男子づきあいしかしていないようだった人でしたが、意外に視野が広く、人を寛がせる居心地の良さをかもしだしていました。
元彼とのトラブルも今の旦那が解決してくれた。
優しくて今でいう草食系で、奥手な彼と仲を深めるのはなかなか大変でした。
結局私の方から告白したのですが、あとで周りからは「とっくに付き合っていると思った」とか、「キミ(私のこと)なら大歓迎だと随分前から彼はいっていたよ」などと言われたものです。
私の努力としては、通学路線を彼に合わせて変えたり、以前なら行かないような飲み会やラーメン屋にもお供したりと、さりげなく「いつもそばにいる」という空気感を醸し出すことが求められました。
そのようにゆっくりとした進捗でしたが、でも決して嫌な時間ではなかったです。
しかし元カレも同じサークルだったので、せっかくやっと付き合い始めた段階で、乱入イベント発生。
私が「元カレと現旦那が似ているから乗り換えたのだ、まだ自分を引きずっている」と吹聴しはじめ、私は怒れるやら吐き気がするやらで、かなりのダメージを受けました。
結局、現主人の包容力で私を守るように解決してくれましたが、後で聞くところによると、当時その騒ぎとサークルのイベントが重なってごたごたしている中、彼は体重を5キロ以上減らしてしまったそうです。
プロポーズくらいはちゃんとして欲しかった
長く付き合ううちに古女房のようになってしまった私ですが、彼としては「何も言わなくても自分のUターン就職に付き合ってくれる」と思っていたようです。
逆に考えると結婚、イコール退職、親と離れる、主人の実家のそばに住む…と年貢の納め時が決まってしまうのは私の方の担当でした。(苦笑い)
しかし、当たり前のように地元に戻ると考えている主人は裏表がなくて、いっそ清々しく、素直に自分から折れる気になってしまいました。
しかしプロポーズ的なものはもう少しきちんとしてほしかったと、今でも軽い恨みです。
結婚式の準備は2人の結束を固くするもの
結婚できたときは、同期の中では決して結婚が遅い方ではなかったので「お先に失礼します」という気持ちがあったかもしれません。
結婚式の準備は二人にとって結構なストレスで、それを何とかなしとげた達成感は大きかったし、また二度とやりたくないから別れないぞ、という共感も得られました(笑)。
自然体の自分のほんの少しの努力が大切
何も自分を曲げたり、性格や好みを隠したりして、彼あるいは旦那様を捕まえるのは、違う気がします。
サークルでも社内でもコンパでも、自然体にほんのちょっとだけの努力、あくまで相手の話に耳を傾ける気配りとか、男性の趣味を許容するなどの努力のことですが、それをプラスするだけでいいと思います。
私はなるべく正直な言動をとり、嘘で武装しないように気を付けました。
「付き合い始めてから変わった」と言われるのは痛いし、作った化けの皮ははがれてしまいますから。
裏表なくふるまえたおかげか、少々トラブルのあったサークル内でも、私たち二人を応援してくれる仲間を持つことができました。
また、私はクラッシック好き、読書好きでしたので、それはそのままにして、旦那の好みの音楽や本にも興味を示すようにしました。
「読んでみて」と勧めてもらえるような仲になったときはうれしかったです。
もしそれ以外で努力したとしたら、素地を磨くことですね。
あまりお化粧が得意でなく、家ではすっぴんでいたかった私は、肌くらいはきれいに保とうと、少々基礎化粧品だけはしっかり選びました。
「d」のマークの敏感肌用化粧品が、私のお気に入りでした。
考えてみれば一生懸命外ではお化粧していても、結婚したらいずれはすっぴんを披露することになるわけで、ここだけは大事かもしれません。
あまり自分の顔に自信はなかったのですが、その頃少しだけ頑張ったおかげか、今でも比較的シミやしわに困らされることが少ないかもしれません!