
本気の彼に振られてからは、趣味や遊びに没頭しました。
もともと男運がないのか、ダメ男に引っかかってばかりで付き合っては別れを繰り返していました。
大学4年生の頃にやっと本気で好きになれる男性と付き合えましたが、交際2年半、彼の両親に挨拶も済ませたところで振られてしまいました。
それからもいい出会いに恵まれずしばらくは元彼を引きずりました。
そのうち、恋愛よりも趣味の音楽やライブに没頭し、女友達と旅行や遊びに出かけては楽しく過ごしていました。
恋愛から遠ざかってはいたものの、これまでにない程充実した日々を過ごしていました。
別に結婚しなくてもいいのでは?と思うようになった。
結婚に関して焦りはありました。
元彼と結婚できるものだとばかり思い込んでいたので、振られた時はもうだめだと、諦めにも似た心境でした。
20数年生きてやっと出会えた運命の人、結婚適齢期の間にまたそのような人に出会えるとは到底思えませんでした。
しかし趣味を見つけ、友達もおり、日々楽しく過ごしながら失恋の痛手から立ち直る中で、「私は手に職もあるし別に結婚しなくてもいいな」という感情も生まれました。
幽霊部員だったダンスサークルの後輩。
出会ったきっかけは、大学のダンスサークルに後輩として彼が入ってきたことです。
100名前後の大所帯のサークルで、私はほとんど幽霊部員だったこともあり、後輩の顔や名前など覚えていなかったのですが、何故か彼との出会いは鮮明に覚えています。
恋愛感情とまではいかないまでも「好青年だな」と感じました。
しかし在学中はお互い彼氏彼女がおり、ほとんど交流もありませんでした。
教習所に通っていたタイミングが同じだったので、そこで一言二言言葉を交わした程度の記憶しかありません。
突然来たライン。1週間後にはライブデート。そして・・・
学生時代は全くと言っていい程交流がなかったものの、なぜかSNSでは繋がっており、お互いの近況は何となく把握していました。
よく遊んでいた女友達を介して、突然彼からラインが届きました。
「お久しぶりです。覚えてますか?◯◯(女友達)に△△(私)のこと、可愛いって言ったら連絡先教えてもらえました。笑」とのこと。
私も彼に対して好印象を持っていたので、すぐに返信をし、連絡を取り始めて1週間後には一緒にライブを観に行く約束をしました。
当時私は大阪、彼は名古屋在住だった為、金曜日の仕事終わりに彼が新幹線で駆けつけてくれました。
ライブを楽しんだあとは居酒屋を2軒はしご。
殆ど話したこともないのに息ぴったりで、あっという間に時間が経ってしまいました。
夜中3時頃当てもなく二人で街をうろついていると、酔っ払った彼が「あの、付き合いたいんですがだめですか?」と。
酔っ払っていることに多少引っかかりはありましたが、満更でもない私は照れながら「いいよ」と答えました。
そして5時頃、私の家に到着。
その日私は用事があり7時には家を出なければいけませんでした。
2時間ほど各々仮眠し、期待していたいやらしいことは何もなく、次に会う約束を取り付けて別れました。
両親離婚という状況で、彼のひとことに救われた。
結婚に至ったポイントはタイミングとハプニングだと思います。
付き合い始めて約3ヶ月、一番気持ち的にも盛り上がっている頃でした。
毎日のように電話をし、どちらかが休みの日には大阪と名古屋を必ずと言っていいほど行き来していました。
交通費もったいないから一緒に暮らそうか、そんな話がちらほら出始めていました。
そんな折、私の父親の不倫が発覚。
母と離婚することに。
泣きながら彼にそのことを伝えると「何回も苗字変わるのあれやし、結婚する?」と言ってくれました。
人生のどん底から彼の一言で救われました。
交際3ヶ月で結婚を決意してくれた彼の男気にますます惚れました。
今までの男性と別れて本当によかった!
結婚できて、わたしはやっぱり最高にラッキーな人間だと思いました。
こんなに素晴らしい男性と結婚出来て幸せです。
今まで付き合ってきた男たちと別れて本当に正解だったなと心の底から思っています。
また親からは結婚しないなら実家に帰るよう散々言われていたので、安心させることが出来て、ほっとしました。
30歳までに結婚するという何となく定めていた自身の目標も達成できました。
結婚をするにはまずは自分を見つけること
今の旦那に出会うまでの私はとにかく恋愛体質で、なによりも恋愛を優先して生きていました。
彼から誘いの連絡があれば、友人との約束を断ってでも行くタイプの人間でした。
それゆえに誰か(おそらく彼氏)が自分を幸せにしてくれるだろうと他力本願な生活を送っていました。
趣味もなく楽しみもなく好きなものもない。
ファッションやヘアメイクも自分の好きなものよりも、彼が好きな女性になろうと努力していました。
しかし大失恋を通して自分の大部分だった大好きな彼を失ったことで、自分とはなんなのか、自分は何が好きなのかを見つめ直すきっかけとなりました。
失恋後は音楽にはまり、みんなが知らないようなアーティストを聴き漁っては、ライブやフェスに参加しました。
一人で行動できることも増え、一人フェスやひとり旅にも行きました。
これまでないがしろにしていた女友達との交流も大切にするようになり、よくランチに行ったら遊びに出かけたり、これまでの人生では経験したことのない充実感のある毎日でした。
そんなキラキラした自由な生活をSNSにあげていたところ、今の旦那は見ていたようです。
彼も音楽やアウトドアが好きで、気が合うかもと思い連絡をくれたようでした。
結婚をするにはまずは自分を見つけることが必要です。
自分は何が好きでどんな人間なのかを知り、一人でも楽しく生きていける術が見つかると、自ずと素敵な人に出会えるのではないかと、自身の体験を通して感じました。
自分磨きとよく言いますが、「相手に好かれるために自分を磨く」のではなく、自立した一人の人間としてしっかり楽しく生きていけることが大切だと思います。
本当の自分を見つける前にもし結婚出来ていたとしても、他力本願な私は辛いことがあればきっと彼のせいにして結婚生活も破綻していたと思います。
A round of applause for your post. Thanks Again. Fantastic. Terence Gumz