ダメ男とばかり付き合ってきた私が、ついに本当に好きな人に出会えた。

私の生活にあなたは必要ないから別れて!

付き合う相手が毎回ダメンズなのが悩みでした。

 

自分がしっかり者だからダメな男が寄ってくる、というわけではありません。

 

付き合う人から必ずと言っていいほど「俺と仕事どっちが大切なの?」や「俺と同僚どちらが大切なの?」等、お前は女か!と突っ込みを入れたくなる人ばかりでした。

 

大学時代から社会人2年目まで付き合っていた男性とは、最初はうまくいっていました。

 

私は結婚願望はありませんでしたが、相手からはゆくゆくは結婚したい、と話されていました。

 

「将来のことはわからないし、その時になってみてからだなー」と思っていた矢先のことです。

 

私がアパートで誰にも会いたくないからと玄関の鍵とチェーンロックをしていたのですが、その時の彼氏からチェーンロックを開けられ「何でチェーンしてるの?俺だから入れたけど」といわれました。

 

その瞬間に別れを決意して、意思を伝えましたが納得してくれず、別れるまで1年かかりました。

 

最後は精神的に追い詰めるしかないと思い「私生活上で必要ないから別れてほしい」と伝えて別れました。

 

当時の私は、子供は欲しいけど結婚はしたくありませんでした。

結婚願望がなかったため、焦りは全くありませんでした。

 

当時付き合っていた人も、結婚とは縁遠く給料全額をギャンブルにつぎ込み、私の家で生活し浮気をしまくるくせに「結婚したいのはお前だけ」と平気で言う人でした。

 

職場の人に知られるのも嫌だったようで私のことを「仲のいい同僚」というポジションとして公言していました。

 

彼は自分を好いて甘えさせてくれる相手が好きで、モテる自分が好きでした。

 

私は当時子供は欲しいけど結婚はしたくない、というタイプだったので、結婚を急かされないちょうどいい相手だったのかもしれません。

 

転職先の同期であり、一番の理解者。

旦那とは転職先の同期として入社しました。

 

研修で同じグループになり、発言している様子を見て「この人絶対に猫かぶっている」というのが第一印象でした。

 

研修後の飲み会でたまたま近くの席になり、話しているうちに意気投合しましたが、特に連絡先を交換することなくその日は終了。

 

同じ配属先だったため、翌日から毎日のように職場で顔を合わせていました。

 

職場ではお互いになぜか挨拶もせず、言葉を交わすことなく過ごし、仕事終わりには毎週のように飲みに行っていました。

 

仕事だけではなく、当時付き合っていた彼の相談や愚痴などを聞いてもらい、一番の理解者として隣で過ごしてきました。

 

彼が彼女と付き合っていたのは、私を諦めるためだったのです。

職場での一番の理解者としてそばにいた旦那ですが、不思議と付き合うこともなく、私が誰と付き合おうとも彼は私に恋愛感情を見せることなく過ごしていました。

 

ある日「話さなきゃいけないことがある」といわれ、飲みに行くと「隠してたけど1年くらい付き合っている人がいる。相手は結婚したいと言ってるけど俺は別れたい」といわれました。

 

相手を聞くと旦那のタイプとは真逆の女性と付き合っていたため、私は爆笑してしまい、しばらく話せない状態でした。

 

落ち着いて話を聞くと「本当はお前のことが出会ったときから好きだけど、お前には彼氏がいるから諦めるために真逆のタイプと付き合った」と告白されました。

 

また「付き合うのが無理でも、1番の理解者としてお前を支えたいと思っていた。お前は幸せになる価値がある人間だ。俺とじゃない誰かとでも幸せになってほしい。」といわれました。

 

その時は驚きでしたが、よくよく考えてみれば、いつどんな時にお酒に誘っても断られることもなく、どれだけ遠くから迎えを頼んでも断られることもなく、周りには怖がられる彼が私にだけは優しいのが分かった気がしました。

 

その時私はちょうど付き合っていた人と別れようと決意していた時でした。

 

そのことを告げ、返事を待ってもらい後日会ったときに「この前話していたことは本当なのか」再確認をして告白の返事を出しました。

 

お互いがお互いの幸せを本気で願える関係。

結婚に至ったポイントは「お互いがお互いの幸せを願える関係だったこと」だと思います。

 

歴代付き合ってきた彼は「俺の幸せは・・・・」と自分の幸せのみを考えている人や「お前の幸せは・・・・だろ?」など、私の幸せを勝手に決めつける人ばかりでした。

 

旦那は私のことをよく見てくれ、私が自分の気持ちを言うまで、どれだけの時間がかかっても待っていいてくれます。

 

そして1番の方法を話し合って決めることができます。

 

旦那も歴代の彼女の時にはなかった精神的安定が今はある、と話してくれます。

 

お互いがお互いの幸せを願える関係だったからこそ、結婚願望がなかった私も結婚を決意しました。

 

彼の前では感情が爆発することもなく、安定しています。

結婚出来て精神的に安定しました。

 

それまでは本当の自分をさらけ出すこともできず、外面の自分で誰に対しても接していて、精神的に追い詰められて爆発することもありました。

 

元彼氏が一緒に住んでいた時は「自分の家で帰りたいのに家には彼がいて辛いから帰りたくない」という感情がしょっちゅうありましたが、今は全くありません。

 

旦那の元彼女も、私の元彼氏も、全員が同じ職場なので、旦那の元彼女と私の元彼氏があることないこと噂をバラまかれて職場には居づらいですが、旦那と職場の一部の分かってくれる人が分かってくれればいいと思って生活しています。

 

無理に女子力をアピールしなくてもいいと思う。

結婚願望が全くなかった私は、特に結婚するために努力してきたことはありません。

 

しかし、信頼できる人の前では素の自分になって思う存分に甘えるようにしていました。

 

自分の心が解放される場所があるだけで精神的に安定が保たれます。

 

周りの友達は「30歳までに結婚したいのにもう時間がない」と話し合コンに沢山参加していますが、合コン自体が出会いの場所を求める男女が集まるが故、本当の自分を隠してしまい、自分の首を絞めていると思います。

 

最初のイメージをよくするために無理に女子力などをアピールしても、本質的に続かなければどんどん評価は下がる一方なのではないかな、と思います。

 

「30歳まで結婚」と自分で勝手にハードルを高くするから焦るのだと思います。

 

可愛くても結婚できない人、格好良くても結婚できない人は、タイプを妥協したくないこともあり、最初から付き合う選択肢を狭めていることも多いのかな、と思います。

 

相手のいいところを探した方が、お互いに楽しく関係構築ができると思います。

 

減点方式で採点しているあなたは100点満点の人間なんですか?と聞きたくなってしまうときもあります。

 

また、昔モテたのに今結婚していない人は「モテている自分」の感覚をいつまでも持ち続けているのではないでしょうか。

 

年齢に合わせて恋愛観も変わってくるのが普通なのに、いつまでも若いままの感覚を持ち相手に接することで価値観のずれが出やすくなっているので、時代に合わせた価値観を持つことが大切だと思います。

 

いつまでも若い時のメイクをおばさんになってもしている女性と同じことで、回りとはズレが生じているのに本人は全く気付かずに、自分はイケていると思い込んでいるのと同じだと思います。