
八方美人だったのだと思います
告白されることは何度かありましたが、付き合ったのは数人です。
仲の良い友達や旦那から「あざといね」と笑って言われたことがあり、八方美人だったんだと思いました。
自分から好きになった片思いの相手とはうまくいかない状況でした。
いいなと気になっている人と連絡を続けて付き合うことはできましたが、好きだと恋愛にのめりこんでしまい、依存してしまっていたと今になって思います。
好きな彼からは別れを切り出されて自信をなくしていました。
親友が結婚し、徐々に結婚を意識するように。
結婚に関して焦りは付き合った当時はありませんでした。
ですが学生時代の親友が結婚し、他の友人からも結婚報告をちらほら聞くようになり、徐々に焦りが募っていきました。
付き合っていた彼に、結婚した友人の話をしたり、結婚式の写真を見せて、結婚というものに対しての距離感を少しでも縮めたいと思い、さりげなく行っていました。
また、子育てのことを考えると、若いうちに結婚をしたいと思っていましたので、付き合う月日が経つにつれ焦りと不安が膨らんでいました。
合コンで会った落ち着いた雰囲気の男性
出会ったきっかけは、互いの共通の知人が開いてくれた合コンでした。
お店で待ち合わせをしており、先に男性陣が到着していました。
お店のドアを開けて、知人の顔を探すと奥にいた彼がいて、落ち着いた雰囲気ですが彼も少し緊張しているようでした。
お酒を飲みつつ、全体で会話を楽しみ場は和んでいきましたが、それでも目を直接合わせることは緊張したのを昨日のように覚えています。
帰り道電車で途中まで一緒になり、緊張しながらも話せて内心嬉しかったです。
付き合うまでは手さえも触れないほどのマジメさ
出会いのきっかけであった合コンのメンバーで、ライングループを作ることになりました。
数日後、彼から連絡をくれて、嬉しくてなんて返事をしようか迷いながら送りました。
連絡が途絶えてしまったらどうしようと不安を感じて言葉を選んでやりとりをしていました。
食事だけでも楽しい経験になったなとポジティブに考え、また会えると期待しないように思っていたので、連絡をもらっただけでも嬉しい気持ちに気がついて、ようやく初対面の時から気になっていたことを感じました。
しばらくしてから彼から「2人でも会ってみない?」と誘ってくれ、嬉しい気持ちで溢れていましたが、2人で会ってがっかりされてしまうのでは、とまた不安になりました。
なので、合コンのメンバーでお花見に行こうと提案し、参加できるメンバーで公園での夜桜を楽しみました。
買い出しと称して2人だけの時間があり、私とのラインのやりとりもよく覚えてくれていたり、私を見るまなざしでもしや彼も・・・?と感じ、少し不安が解消されつつありました。
そして、それを機に2人で会う決心がつきました。
2人で食事をした帰り、「次はいつ会う?」と会うのが当たり前かのように私に尋ねてくれたので、また会いたいと思ってくれたんだと心底ほっとしました。
見かけによらずチャラい人なのでは、と警戒した時期もありましたが、付き合うまで手も触れることなく誠実なことがわかり信頼できるようになりました。
誠実で、自分の頭でしっかり考える事のできる人。
結婚を決断したポイントは、誠実さでした。
彼と初めて会った時から感じていた誠実さは、薄れることなく信頼できるものでした。
彼と結婚したいと思えるようになり、「これからどうしたいと思う?」と率直に聞いてみると、「同棲してから、結婚したいと思っている」と答えてくれました。
私の両親が厳しかったので、結婚前の同棲は許してくれないと思うと話すと、数か月後に彼も考えてくれたようで「結婚して一緒に住もうかと」と言ってくれました。
「その方が手続きの負担も少ないだろうし」と。
誠実でありながら、本心は納得できなかっただろうけれど、彼なりに自分が納得できる答えを自分で辿りつける人だと思ったので、結婚しても良いなと改めて思いました。
月日が経つにつれ、信頼感が増してきています。
結婚できて、幸せってこういうことなんだと初めての幸福感を味わえました。
この幸福感が壊れたり、薄れてしまうのが怖いと感じ、涙が出ることもありましたが、結婚して月日が経つと信頼関係が深まり、結婚した当初より素を出せる安心感もあります。
仕事で嫌なことが続いて心が折れそうになっても、旦那の存在で心が癒されました。
人に好いてもらいたいなら、自分を好きな自分でいよう!
婚活に関して様々な情報あり、ネットの恋愛コラム、化粧、髪型など時間さえあればそのようなサイトを見ていました。
新しい記事が出ても、この情報なら知っていると思うくらい読みこんでいました。
でも、自分の理想は膨らむばかりで実際の自分は・・・と考えると自信が持てませんでした。
着飾ろうとしても、心配や不安がぬぐえませんでした。
このままでは、良くないと思い、自分の楽しいと思うことや強みとなるものを作ろうと思いました。
幸い友人に恵まれ、休日に出かけたりすることも多く、恋愛ばかりにエネルギーがいかないようにもしていました。
楽しい経験を友人として、その話を彼にしていると「充実していていいね」と言われ、後から聞くと「自分の時間を有効に使えていていいなと思った」と楽しんでいる私を好意的に受け取ってくれていました。
今だから思うのは、自分にも彼にもプレッシャーをかけすぎないことなのかなと思います。
彼も自分の時間を有効に使って趣味を謳歌していたので、ちょうど良い距離感が生まれたのだと思います。
結婚したいという焦りは簡単には拭えないし、周りをみているとどんどん不安は募ると思います。
でも、自分を振り返ってみることで自分の好きなところ、好きなことは何だろう?と考えることで恋愛に対して心の余裕が持てました。
人に好いてもらいたいなら、自分も好きになれるような自分になりたいなと、自分のためへの自分磨きをすることで、他人を比較するストレスが減りました。
また、合コン、街コン、SNSなど今は出会いの場はたくさんあります。
知らない人同士で会うことにハードルはあると思いますが、結婚したい気持ちがあるのならば積極的に参加していく、関わろうとすることも必要なのかなと思いました。