
4年間付き合っていた人とは不倫の関係でした。
旦那と出会ったのは、社会人2年目。
実は旦那と出会った時、私は大学生2年生のころから4年に渡りお付き合いしていた方がいました。
しかしながら、その相手は妻子ある身。
いわゆる不倫関係だったんです。
24歳だった当時は、もともとの彼と不倫関係を続けながらも、「そろそろ未来ある人と結ばれたい」と思い始めた頃。
ちょうどそのタイミングで出会ったのが今の旦那でした。
妹が彼氏を連れてきた!
結婚に関して焦りはありました。
そのきっかけは、2つ年下の妹が実家に彼を連れてきたことでした。
「結婚を前提にお付き合いさせてください」という言葉を聞いて、ああそうかもうそんな年頃なんだ!と、急に焦りを感じたことを覚えています。
旦那とは、ダンスを通じて出会いました。
出会ったきっかけは、私が若いころから続けていたダンスでした。
当時、元彼と不倫関係を続けていたのも、実のところ「ダンスをおろそかにしないため」という打算でもあったんです。
相手に帰る家があるが故、四六時中一緒にいるわけにはいかない。
私はその分ダンスに集中できると思っていました。
しかし、今の旦那に出会い「彼氏は?」と聞かれたときその思いを話すと、「そんなの絶対おかしいよ」と叱られたのが始まりでした。
この人となら正しい恋愛ができるかもしれない。
初対面で説教を食らった私は、どこか彼に対し嫌悪感を感じていました。
「私のことなんて何にも知らないくせに」と、突っぱねていたんです。
旦那と初めて顔を合わせたのは、馴染みのダンサーが集まるミュージックバー。
大音量で音楽がかかっていることもあり、大きな声で恥ずかしい話をされては困ると冗談交じりに言うと「ちょっと外に出ようよ」と誘われました。
今思えばこの時点で、完全に旦那の策略にはまっていたのかもしれません。
私は言われるがままに外に出て、非常階段で1時間くらい話をしました。
そのときやっとまともに話したのですが、いざ腰を据えておしゃべりしてみると、旦那はかなりシャイな印象。
仲間内とワイワイやっているときとは打って変わって、私の目を見ることすらままならない様子でした。
なんだかその姿にキュンときてしまったのは、私の方でした。
何故だか突然、「この人となら正しい恋愛ができるかもしれない」と思いました。
その後、連絡先を交換しようと切り出され、私は嬉しい気持ちを悟られないよう了承。
後日2度目の食事にて、「今の彼と別れて俺と付き合おう」と告白されました。
仕事に対してとことん真面目な彼に惹かれた。
結婚に至ったポイントは、彼の働きぶりでした。
初対面から最初の食事までは、お互いの仕事についての話には全く触れず、たわいもない馬鹿話ばかりしていたのでそれもまたギャップだったのかもしれません。
医療系の会社に勤めている彼は、人を救いたい、とりわけお年寄りを大事にしたいと言う思いが強い人でした。
それは言葉だけでなく、彼の普段の生活にもあらわれていて、遊び場での華やかな見た目に反し優しい心を持っていること、又仕事に対してとことん真面目であること。
これが決め手だったように思います。
結婚報告に家族は騒然。。
結婚できて何より安心したのは、両親や親戚から受けるプレッシャーから解放されたことです。
顔を見ればいつも「彼氏はできたのか」と急かされていましたが、彼氏の報告もままならぬまま結婚の報告をしたもので、一同騒然。
長女だった事もあり、きちんと貰い手がいたことに自分自身も安心しました。
まずは自分自身が素敵な妻であること。
婚活に関して私がもっとも重要に思うのは、譲れないポイントを絞ることだと思います。
SNS含めたくさんの情報が溢れる中、他人の生活や価値観を垣間見るチャンスが増えました。
結婚を漠然と意識し始めたころの私は、「あんな素敵なおうちに住めたら良いな」「年収2000万の旦那なんて素敵だな」という具合に、いつも他人の旦那様に憧れていました。
そうこうするうちに、旦那にするならこんな人だという勝手なルールが出来上がっていたように思います。
しかし、本当に好きな人ができたら、そんなものは幻想だったんだと思い知りました。
自分の一番好きな人と1日1日を大切に生活していくことが何よりの幸せなんだと思います。
また同時に、私が旦那にとって良い妻であろうと努力するようになりました。
恥ずかしながら、結婚に至るまで全く料理をしたことがなかった私。
趣味であるダンスの時間を半分にしてでも、お料理を練習したい。
旦那が優しくしてくれるからこそ、こんなふうに自然と思えました。
お料理教室を調べるも、料金の高さから断念。
しかし今はインターネットさえあれば材料の切り方から味付けまで知ることができます。
「毎日しっかり働いてくれる旦那のため、少しでも美味しいご飯を用意してあげたい!」
こんな日々の積み重ねにより、確かだと思うことはズバリ、理想の夫婦を作っていくのは夫婦自身だということ。
素敵な夫婦であるために、まず自分が素敵な妻であること。
いつもこれを意識しています。