
付き合いたてのドキドキが大好き
付き合っても長続きしないことが多かったです。
付き合いたての頃はぞっこんでも、数ヶ月すると嫌な部分が目につくようになり、半年や1年未満で別れてしまうことがほとんどでした。
熱しやすく冷めやすい性格だったこともあると思います。
付き合いたてのドキドキ感が大好きだったので、様々な男性をとっかえひっかえしていました。
特に今の主人に出会うまでの1年間は、付き合ってもいない男性と関係を持つことが何度もありました。
まだ彼氏もできないのか?!
結婚に関して焦りはあまりありませんでした。
就職すると同期や高校時代の同級生などが次々と結婚していきましたが、「まだ20代だし大丈夫だろう」と思っていました。
子どもがそこまで欲しいと思っておらず、一生独身のままで良いと思っていたからかもしれません。
しかし、実家に帰るたびに親から「結婚はまだか」「まだ彼氏もできないのか」などと言われるのは苦痛でした。
仕事そっちのけでテンションMAX!タイプ過ぎる!
出会ったきっかけは、勤めていた会社主催のイベントでした。
地域の皆さんにもご参加いただく縁日のようなイベントで、広報担当の私は会場の写真を撮って回っていました。
そのイベントでヨーヨー釣りの屋台を担当していたのが今の主人でした。
最初の印象は、「ものすごくタイプの人がいる!」でした。
主人は中途入社でイベントの数ヶ月前に入社しており、私はその日初めて主人を見たのですが、仕事などどうでもよくなるほどにテンションが上がったのを今でも覚えています。
ですが、お互いに仕事があったこともあり、その日は会話をすることはできませんでした。
ああもう負けましたよ!付き合ってください
イベントの日は話をすることはできなかったのですが、その翌日に主人がイベントの片付けをしているところに偶然通りがかりました。
普段なら他の社員に仕事以外の用事で話しかけることはしないのですが、「このときを逃したらいけない!」と思い話しかけました。
このとき話した内容は他愛もなく、イベントについてのことを簡単に話し、お互い自己紹介をしただけでした。
余談ですが、この日が主人にとっての出会いのきっかけであり、「変な人が話しかけてきた」と思っていたそうです。
その後も、社内ですれ違うたびに「仕事には慣れましたか」などと声をかけていました。
急接近したのは、それから数ヶ月経った飲み会です。
新入社員と入社3年目までの若手社員の交流会という名目で行われたその飲み会では、主人の正面の席をキープし、趣味を聞き出しました。
すると、好きなシリーズの映画が同じだということが判明。
ちょうどその映画の最新作が上映中だったので、同じテーブルのメンバー全員と連絡先を交換し、こっそり主人だけを映画に誘いました。
それから2週間後、二人で映画を見に行きました。
映画鑑賞後は二人で食事をし、そこで主人が野球観戦が好きだということを知りました。
そこから、今まで何も知らなかった野球のことを猛勉強。
試合の結果などで連絡が取れるようになり、話をする時間がぐんと増えました。
それからさらに2週間経った金曜日、私は仕事が早く終わったので主人の職場に行きました。
主人はまだ仕事をしていましたが、10分ほどで片付け、食事に誘ってくれました。
二人で会社近くの居酒屋に入り、お酒を飲みながら野球のことなどを話していました。
あっという間に居酒屋の閉店時間になり、どこへ行くでもなく二人で話をしながらふらふらと歩いていました。
30分ほど歩くとちょうど公園があったので、二人でブランコに腰掛けました。
この頃にはお互い微妙な雰囲気を察知しており、お互いに何も言いませんでした。
このままでは何も進展しないと思い、私は思い切って「〇〇くん(主人)なら、付き合ってもいいよ、わたし」と言いました。
主人はしばらく黙っていましたが、数分立ってから突然立ち上がり「ああもう負けましたよ!付き合ってください」と言ってくれたので、無事に付き合うこととなりました。
どうしても譲れないポイントが一致していた。
結婚を決断したポイントは二人の相性です。
これまで付き合った人は、自分がどうしても受け入れられないところがあってイライラしたり、逆に相手がどうしても受け入れられない部分を指摘されてムッとしたりすることがよくありましたが、主人の場合はそれがほとんどありません。
自分の譲れないところと、そこまで気にしないところがほとんど一致しているのだと思います。
結婚するとなると何十年もその人と一緒に生活しなければならないので、一緒にいてイライラしないかどうかが最も重要だと思います。
その点、主人とは譲れないところや料理の味付け、休日の過ごし方などが一致していて、相性が良かったのが決め手です。
結婚を考えてくれていた事に感動!
結婚できてとても幸せだと感じました。
これまでなかなか結婚のことを口にしてくれなかったので、プロポーズを受けたときには主人も結婚しようと思ってくれていることに感動しました。
自分が結婚したいほど好きでいる人が、自分のことを結婚したいほど好きでいてくれていることが、こんなに幸せだと思いませんでした。
プロポーズから数ヶ月は、仕事でクレームを受けても「でも私は結婚するんだもんね」とへっちゃらでした。
自分のことをさらけ出すことも大切。
交際前には、相手に「話していて楽しい」と思ってもらえるように勉強しました。
主人は野球観戦が好きなので、主人の好きなチームのことなどを話せるように試合結果を毎日チェックしていました。
しかし、「〇〇のことを教えてほしい」と聞くだけでも会話が続くので、私のようにそこまで知識を増やさなくてもいいかもしれません。
交際が始まってから数ヶ月は、自分のことをさらけ出すように心がけました。
交際開始当時25歳で、ここで数年間付き合ってから相手を逃したら結婚まで苦労するかもしれないと思い、自分のありのままの姿を認めてくれる人かどうかを判断する期間を設けました。
ありのままを隠して結婚しても、結婚生活が上手くいくとは思えなかったからです。
結局、主人はとても包容力があり大雑把な人なので、大抵のことは受け入れてもらえるということがわかりました。
交際が始まって1年ほど経ってから同棲を始めたので、その頃にはお互いの家事分担などを決めるなどして、結婚に向けた準備を進めてきました。
主人のお母さんが「料理のできる子と付き合いなさい」と言っていたのを聞いたので、初心者用の料理テキストを買い、料理は私が担当するようにしました。
飽きがこないように、適宜レシピ本やインターネットから新しいレシピを仕入れて作っています。
美味しいと言って食べてくれるので作りがいがあります。
家庭は癒やしの場であると思うので、同棲を始めてから今まで「1日1回笑う」ことを目標にしています。
その日あったことを面白く話してみたり、時には一発ギャグを披露することもあります(一発ギャグはたいてい笑ってもらえません)。
毎日笑顔でいられるように自分にできることは何かを考え、実行してきました。