
就職してからは ”白馬の王子様 待ち状態 ” でした。
高校生の頃までは全然モテることなく、大学4年生になってようやく彼氏が出来ました。
年下の彼氏だったのですが、全然うまくいかずに3ヶ月ほどで別れてしまいました。
彼氏が出来ない期間が長すぎて恋愛について理想だけが高くなっていて、年下の彼がとても幼く見えたのです。
就職してからもほとんど状況は変わりませんでした。
同期は幼く思えてしまいますし、いいなと思う男性はみんな奥さんがいました。
声を掛けてくれる男性もおらず、自分からも動く気になれなかったので王子様を待つような状態になっていました。
私から若さを取ったらおしまいだと考えていた
結婚に関して焦りはありました。
まだ20代前半ではありましたが、男性との出会いの機会も少なかったですし、今までの経緯から私に好意を持ってくれる男性はいないと思っていました。
彼氏がいない同年代の友人は大丈夫だと言ってまだまだ余裕の構えでしたが、油断をするとあっと言う間に30代ですし、私のような女が若さまで失ったらおしまいだと本気で考えていました。
営業所の異動で、今の旦那と一緒に働くことに。
出会ったきっかけは、私が旦那の所属する営業所に異動したことでした。
当時私は社会人3年目、営業職には就いていましたが営業のコツも未だに掴めす、成績も伸びずに悩んでいました。
今回は同じ営業職としての異動で済みましたが、次はどうなるかわかりません。
異動先で任されたのが、今まで旦那が担当していた顧客でした。
旦那は私の2歳上でしたが、優秀な営業として通っていて、担当しているのも優良な顧客で、仕事が出来ない私への引き継ぎは非常に時間をかけて丁寧なものでした。
それにより一緒にいる時間や相談する機会が多くなり自然と惹かれていきました。
仕事上の先輩からプライベートでも会う仲に進展。
男性との免疫がほとんどなく、話すことも苦手な私でも、仕事の話であればさすがにどうにか話すことはできます。
正直なところ、一緒にいるうちに頼りになる旦那には惹かれていました。
結婚していないことはすぐにわかりましたが、彼女がいるかは不明でしたし、少なくとも同じ職場に旦那のことを気にしている女性がいることは判明していました。
普段であればそこで諦めてしまうところでしたが、今までにないくらいに強く惹かれていたので、相談できる立場を利用して一緒にいる時間を長く取るようにしました。
引き継ぎが終わった後も、旦那の担当している顧客のエリアと私のエリアが近い場合は、相談と称して一緒にランチをしました。
最初は本当に仕事の相談をしていましたが、段々と慣れてくるとたわいもない話やプライベートの話もできるようになり、とても楽しい時間が過ごせました。
そこで彼女がいないことや、出身大学が同じことが発覚。
私はすっかり舞い上がっていました。
しかしそんなある日、仕事も忙しくなってきたので、ランチの時間にはそんなに会えないと言われてしまいました。
一気に地獄に落ちた気分になっていた私。
しかし、次に出てきたのは夜飲みに行けないかとの言葉。
なんと仕事以外の時間で会うことが出来るようになったのです。
それからは一気に関係も加速しれ、どんどん親しくなることができて、次第に休日にも会えるようになりました。
私に真摯に向き合ってくれる”信頼できる”人。
結婚に至ったポイントは、私に対して真摯に向き合ってくれたことだと思います。
仕事の悩みや愚痴を言っていた時に、私が間違ったことを言った時には、旦那はいつも優しく正してくれました。
男性がそこまで真剣に私のことを相手してくれたことは今までなかったので、頼りになるという気持ち以上に、心から信頼できる人だと思いました。
彼氏を作りたいという気持ち以上に、結婚にあこがれていた私にとって、「信頼できる」ということは非常に大切なことでした。
付き合い始めてからも横柄になるなどの変化をすることもなく、私に対して真摯に向き合ってくれたので、私が結婚するならこの人しかいないという気持ちが固まっていました。
旦那の支えになれている実感が幸せ!
結婚できて本当に良かったと思っています。
結婚を諦めかけていたからということもありますが、実際に結婚をしたことでわかったことも多くあります。
相手が私に何かを与えてくれるだけではなく、こんな私でも旦那のためにしてあげられることはたくさんありました。
結婚したことで女として認められただけではなく、自分が旦那の支えになっているという実感を感じられるのはとれも幸せです。
好かれる事より、自立する事。
旦那と出会う前に結婚を諦めかけていた時にも、自分を磨くことだけは怠らないようにしていました。
いくら結婚をしないといっても、女を捨てるわけにはいかないので、私なりに綺麗ではいようと務めました。
ダイエットのように大げさではないものの、太らないように気を付けていましたし、最新のファッションにも気を配っていました。
誰も褒めてくれないのに美容院で髪を整えたりするのは若干寂しかったですが、常に準備をしていたことで、いざという時に女として見てもらえたと思います。
実際に旦那に私の印象を聞いた時に、それなりに可愛いと思ってくれていたようです。
自分で言うのもなんですが、まったくモテいなかった学生時代よりは努力をしたことで見られる程度には綺麗になっていたと思います。
また、自分のことは自分で決めてしっかりとやるようにしていました。
結婚出来ていない職場の同僚や友人をみていると、なんとなく甘えが強いような気がします。
甘え上手な女性は可愛いと言う男性もいますが、結婚まで考えた時に、自分で何もできない女性は男性にとっても負担になると思います。
私はお金についてもかなり堅実で、貯金をしていずれマンションを買おうと考えているくらいでした。
結果的に結婚できない場合に備えて、一人でもみじめにならないように生きて行けるように準備をしたことが結婚の役に立ちました。
結婚は片方に依存する関係ではありません。
そう考えるとお互いにしっかりと自分で生きられるくらいに大人になっていた方が、お互いに協力していけるパートナーとなり得るのだと思います。
男性に好かれることばかりを考えるのではなく、自分を確立することを目指した方がよろしいと思います。
そうすることであなたにとっても良いパートナーが見つかるのではないでしょうか。