
口下手で美人でもないので、自分に自身がなかった。
彼氏がほしいと切実に思い始めたのは、高校時代です。
しかし女子高で出会いの場がありませんでした。
卒業をして短大へ行きましたが女子だけの大学です。
コンパなどの機会はありましたが、もともと男の人とお話をするのが苦手で、アピールできず。
また目を見て話せず、その場限りのお付き合いで終わってしまうのが悩みでした。
美人であれば、特にアピールしなくても男性が寄ってくるので羨ましい限りです。
自分に自信が持てませんでした。
結婚なんて本当にできるの?!
結婚に関しての焦りは、20代前半ごろから感じ始めました。
私のまわりの友人が次々と結婚し始めたことで、自分はどうなるのかと不安に襲われものです。
今までは夢の話だった結婚が現実のものとなり、今のままではマズイ!と実感していました。
彼氏さえいなかったため、なおさらです。
まず彼氏がどうしたらできるのかと悩みました。
当時は自分の未来を想像することもできず、結婚って本当にできるのかと焦ったものです。
職場のバドミントンサークルでダブルスを組んだ人
今の旦那さんと出会ったきっかけは「職場」でした。
同期から誘われて、職場のバドミントンサークルにはいったのが始まりです。
初めてダブルスで組んだのが、今の旦那でした。
4歳年下で当時は19歳です。
「まだ10代!?若いな~」と思ったのが最初の印象でした。
そのときは、まさかつき合うことになるとは想像もしていません。
たった一日の食事会で大進展!!
進展があったのはバドミントンサークルの飲み会です。
合計30人くらいの大人数で、好きな席で食事を楽しんでいました。
すると上司と彼が、私から離れた席で何やらコソコソ話をしているんです。
「行け!行け!」と上司が小声で言っているのが私の耳に入ってきました。
すると彼が「となりの席いいですか」とジュースを片手にやってきたんです。
そのときに初めて「ん?もしかして期待しちゃう?」と思ってしまいました。
まわりの上司が彼を見守るように見ているのが気になります…。
もともと口数の少ない彼ですが、一生懸命に私に話しかけてくれました。
「休日は何してるんですか?」「スノボするんですか?」など、積極的に質問をしてきたのが印象的です。
そして一番驚いたのが、私が飲みかけていたジュースを指さして「これ飲まないなら、もらっていい?」と言ってきたこと。
飲むつもりがなかったジュースだったので、驚きながらも「いいよ」と答えました。
すると嬉しそうに彼が飲んでいたんです。
もしや間接キスを狙ったの?とドキドキしてしまいました。
二次会のカラオケでは電話番号を交換し、まさかのデートの約束まですることに。
たった一日で大進展しました。
義両親は二世帯住宅を希望・・・
結婚に至ったポイントは、彼の両親が「二世帯住宅を建てたい」と言い始めたことでした。
結婚願望が強い私と比べ、まったく結婚願望のない彼。
付き合ったものの、まさか結婚願望がないとは思いもしませんでした。
いつになったら結婚話が出てくるのかと心配でしたが、アパートに住む彼の両親が「そろそろ家を建てたい」」と話し始めたのを機に結婚話が浮上。
どうも二世帯住宅を建てるのが夢だと言うのです。
彼はどちらかというと自分の両親の思いを受け止めたかったため、結婚を決意した感じでした。
ちょっと理想のシチュエーションではありませんでしたが、こういったきっかけで結婚に至ることもあるんだと思いました。
付き合いがマンネリ化していたタイミングだったので、安心しました。
結婚できて、まずはホッとしました。
もう5年以上つき合っており、少しマンネリ化しているところだったからです。
年齢も20代後半にさしかかり、もし彼が結婚を考えていないのであれば別れたほうがよいのかも?と考えていたくらいです。
タイミングというものは大切だと感じました。
可愛くなりたい!と思えたのは、多くの男友達との出会いがあったから。
彼氏ができなかったころは、とにかく友達の輪を広げることを意識しました。
彼氏を作ろうと意識しすぎるほど空回りすることが多かったので「友達をつくる」くらいの気持ちでいるほうが、気が楽。
そして彼氏はできなくても男友達はたくさんできたので、充実した青春時代を送ることができました。
また彼氏でなくても男友達を遊ぶことで、ほかの女の子より可愛く見せたいと思うように。
ファッションや化粧にも気を遣うようになり、自分磨きをするきっかけにもなりました。
男友達に美容師さんがいて、私に似合う髪型にしてもらったのも、彼に好意をもってもらうきっかけになったんです。
彼から「その髪型が一番似合ってる と言ってもらえて嬉しかった記憶があります。
コンパなどいろいろ婚活を試みましたが、結局は職場恋愛。
しかしこうした人との繋がりがあったことで、結婚に至ったと思っています。
もっと可愛くなりたい!と思えたのは男友達と出会ったからです。
焦りや不安を感じながらも、素敵な20代を満喫することができました。
当時を振り返って思うのが「何もしなければ、何も始まらない」ということです。
彼氏が早くできる、できないは誰も想像がつきません。
可愛いからすぐできる、という保証もないです。
大切なのは色々な人と出会うことだと思います。
そうすることで人間関係が広がっていき、出会いの場のチャンスが出てくるかもしれません。
彼氏ができないことだけに捉われず、自分磨きをしながら楽しめる場所をつくる。
これが私が結婚できた一番のポイントだと感じています。