
工学部マジックにより人生初めての彼氏ができた!
太っていたし一重の目元がコンプレックスで、彼氏は欲しいけど彼氏なんて一生できないだろうな、くらいの気持ちを高校生の時から持っていました。
しかし私は工学部へ進学し、周りは9割以上が男子の状態で、工学部マジックによって人生で初めての彼氏が出来ました。
同じサークル内の先輩で、10年ほど付き合っていました。
しかしいざ結婚が現実味を帯びた時に、彼氏の両親が私の家庭の事情に不安を感じたらしく、彼氏とのデート中にも彼氏の母親から電話がきて、結婚することが心配なのよ、とまくし立てることもしばしばありました。
そして彼氏と私は彼氏の両親を説得することが出来ず、結局別れてしまいました。
家庭内暴力を経験してきた私は、結婚に関して興味を持てませんでした。
結婚に関して焦りはありませんでした。
というのも、私の父親が母親に暴力をふるうところを見て育ちましたし、姉の引きこもりと家庭内暴力を受けてきました。
そのため家庭というものに対して幸せや安心を感じることはほとんどなく、結婚して家庭を持つ、ということ自体にあまり興味がなかったからです。
今思えば、彼氏の両親が結婚に対して心配に感じる気持ちは理解できます。
転職先で出会った彼に心の中で衝撃を受けつつも・・・
出会ったきっかけは私の転職でした。
転職先で主人は私の先輩として配属されていました。
初めて会った時に私の頭の中で、ゴーンという除夜の鐘のような音が響いたのを覚えています。
しかし転職した当時は、まだお互いに付き合っている人がいたので、そんな頭の中での鐘の音は気にせず、強いて第一印象を述べるのであれば、目の色の色素が薄い人だな、程度の印象でした。
それからも特に会社の外で会うようなこともなく、しばらく過ごしていました。
辛い別れを乗り切り、彼と付き合うことになった。
転職をして3ヵ月くらいした時に、10年付き合った彼氏に振られました。
私に結婚願望があまりなかったとはいえ、さすがに10年も付き合った人と別れたショックは大きく、周りから見てもかなり憔悴していたそうです。
そんな時に主人が、彼女がいるから飲みに行ったりすることは出来ないけど、アドバイスだけなら出来る、と言ってくれ、休憩時間などに親身に話を聞いてくれました。
その時のアドバイスが、付き合う2人は結婚するか別れるかしかないんだ、だから結婚できない以上は別れは仕方がない、とある意味、前向きな表現に妙に納得してしまいました。
そしてそれに加えて主人が、こういう辛い時こそ友達を頼るべきだ、と言ってくれました。
私は失恋の痛手を友達に癒してもらうのは申し訳ない、と思って仲の良い友達も頼ることをしませんしでした。
それを真正面から間違っている、と言われ、友達を頼ることにしました。
友達と旅行に行ったり買い物に行ったりしたことで、彼氏との別れを乗り切ることが出来ました。
乗り切ったところで、話を聞いてくれ、意見をしてくれた主人のことが気になり始めました。
しかし主人には当時、彼女がいたので諦めていましたし、良い出会いがあれば、と周りにも話していました。
それから友達が合コンを開いてくれたのですが、そこで1人の男性と知り合い、連絡を取ったり会ったりしていました。
その話を雑談として主人に話していたところ、主人は彼女と別れてしまったようでした。
どうやら私に新しい彼氏が出来そうになって、モヤモヤした嫌な気持ちになったことに気付き、このままでは彼女と付き合うことが出来ない、と思ったそうです。
そして彼女と別れ、半年ほどは会社の外でお酒を一緒に飲みに行ったり食事に行ったり、スポーツ観戦をしたりとしているうちに、お付き合いを申し込んでもらい、付き合うようになりました。
彼のご両親を見て、本当に安心しました。
結婚を決断したポイントは主人の御両親でした。
付き合ってしばらくしてから主人の実家に挨拶に行くことになりました。
その時の主人のお父さんの優しそうな印象を忘れることは出来ません。
そして話すと明るく、相手のことを想いながら会話してくれる人がお父さんであるならば、主人はきっと同じような父親になるのではないかと思えました。
また主人のお母さんもあれこれと詮索するような人でもなく、優しく私に接してくれました。
正直、私の両親とは全く違い、父親や兄弟の顔色を見ながら生活するような家庭ではなかったことに、心の底から安心したのです。
”家”は安心できる場所。そう思えるのも主人と結婚できたからです。
結婚できて良かったです。
本当にそう思います。
結婚してから1男1女の子どもが授かりました。主人の御両親は子ども達を含めて本当にお世話になりっぱなしです。
しかも押しつけがましい感じもなく、何にもない時には口を出さず、困った時にはそっと手を差し伸べてくれる優しさに助かっています。
少なくとも私の目線からは嫁姑問題は全くなく、仮に御両親に何かあれば我が家で一緒に暮らしてもらうように話しています。
家というものが子どもの頃から嫌いで、何かと理由を付けてなるべく家には帰らないようにしていたのですが、今は家にいると安心出来ます。
安心できる場所をくれた主人には本当に感謝しています。
体型にコンプレックスがあっても、愛嬌だけは忘れずに!
結婚に対して消極的だったのですが、彼氏は欲しいと考えていました。
子どもの頃から太っていて、ダイエットを続けていても根性なしの性格のせいか、長続きすることもなく長年、太ったままの状態でした。
しかし社会人になって忙しさもあり一気に痩せたのですが、その頃から周囲の見る目が変わってきましたし、私もオシャレをしたいと前向きな気持ちになるようになりました。
今までは見なかったファッション誌を見て自分に合うファッションを考えたり、化粧も覚えました。
人は見た目ではない、とは言いますが、自分なりに良く見えるような見た目を磨くことは必要だと思います。
太っていても痩せることが難しいのであれば、ファッションで自分を変えようとしたりすることは大切だと思います。
そして最も大切なことは、愛嬌を大切にすることだと思います。
誰彼構わず文句を言っていたり、暗い顔をしていたら彼氏どころか同性にも嫌われてしまいます。
誰からも好かれるような人間になれ、とは言いませんが、いつも笑顔でいて人のことを心配できるような人間は、嫌われにくいと思うのです。
人間性は顔に出ると私は思っているので、どんなに大変な時でも笑顔を大切にし、顔が笑顔になることで心も豊かになると思います。
結婚したい、彼氏が欲しい、のであれば自分だけの要求だけでなく、他の人が安心出来るような人間になることも大切なのではないでしょうか。
主人の前の彼女はとても美人だったそうですが、家に帰って来たときに機嫌が悪いと家の中が本当に息苦しく嫌だったそうです。
だけど私は主人がイライラしている時でもそっとしてくれ、気付いたときには笑てくれることが安心する、と言ってくれました。
私は不美人ですし、太っています。でも結婚できて幸せです。