彼の家はお寺、私の家は神社。逆境の中で結婚にいたったエピソード

常に男性を複数キープしている状態でした

 

私は、付き合うと長く付き合うタイプでした。

 

だけど、付き合ってる時に彼以外の男性から誘われると断れないタイプでした。

 

なので、いつも彼にバレないようにデートをしたりしていました。

 

そして、彼氏とうまくいかなくなったらその彼と付き合うようにするという感じで、20代を過ごしてきました。

 

いつも、本命と私のことを好きだと言ってくれる男性2人をキープしている状態でした。

 

神社の長女ということもあり、周りのプレッシャーがありました。

 

私の家は神社で私は四姉妹の長女ということで、結婚する相手は婿養子だと小さい頃から親や地域の人から言われて育ちました。

 

なので、結婚相手はお見合いをして好きでもない人と結婚するんだろうなぁと、ずっと思って大人になりました。

 

20代の恋愛のスタイルは、せめて結婚するまでは自分の好きな人と付き合いたいという思いで付き合っていました。

 

出会った時はお互いパートナーがいました

 

主人の家はお寺、私の家は神社。

 

そして、お互いに保育園を経営している。

 

狭い町なので、お互い存在は知っていましたが初めて出会ったのは、共通の友人が営んでいるカフェでした。

 

その時、もちろんお互い彼氏・彼女がいましたし、その時主人が付き合っていた彼女のことが私は大嫌いだったので、そんな女性を好きな旦那のことも大嫌いでした。

 

彼氏に嘘をついてのデート。だんだん惹かれるように・・・。

 

大嫌いだった主人と、たまたまあるアーティストのライブ会場で出会い、主人から声を掛けてきてくれました。

 

当時主人のことが大嫌いだった私は、声を掛けられても「あぁ」としか返事をしませんでした。

 

そんな私に主人は、連絡先を聞いてきました。

 

連絡先を交換することに躊躇しましたが、なんとなく流れで教えることになりました。

 

それから、なんとなく毎日連絡がくるようになりました。

 

時が流れ、春になりました。

 

朝いつものように主人からメールがきて「桜を一緒に見に行こう」と入ってきました。

 

私が冗談で「それって、デートの誘い?」と聞くと「そうだよ!」と返事が返ってきました。

 

その時彼氏がいた私は、とても後ろめたい気持ちはありましたが、大嫌いだった主人と一緒に桜を見に行くことになりました。

 

カメラが趣味の主人は、私が気が付かないところで、私が桜を見ている写真を撮っていてくれていたみたいで、桜デートから帰ったら写真付きのメールが届き、そこには「桜よりキレイな人を撮りました」と書いてありました。

 

彼氏がいるのに嘘を付いてデートへ行き、帰ってきたらそんなメールが届き、主人への気持ちが大嫌いから大好きへと変わっていきました。

 

婿養子をもらわないといけない状況を熱意で振り切った

 

大嫌いだった人が大好きになった!それが、結婚を決めた1番の理由です!

 

私は婿養子をもらわなくてはいけません。

 

だけど、主人の家はお寺でお坊さんですので、婿養子には入れる訳ありません。

 

父へ主人と結婚したいと話をしましたが、もちろん私がお嫁へいくことは許してくれませんでした。

 

でも、私にはこの人しかいないと初めて思ったので、時間をかけて父を説得しました。

 

誠実な主人を父も少しずつ認め、4年の月日をかけて結婚を許してもらい、私はお嫁へ行くことになりました。

 

結婚してから、もっと主人が好きになりました!

 

主人はお寺のお坊さん、私はお宮の神職という違う宗教家の2人が付き合うことは異例のことでした。

 

なので、小さな町でデートをしているとすぐに噂になります。

 

なので、デートはいつも違う街まで出掛けていました。

 

結婚してからは、堂々と2人で出掛けられるようになり、付き合ってることが悪いことのように感じていた気持ちもなくなり、結婚してからもっと主人のことが好きになりました。

 

逆境が2人の結びつきを強くする。

 

とにかく、相手を信じることが大切です。

 

そして、自分の気待ちを大切にして下さい。

 

私は小さい頃から養子を迎えこと、神職になることが決まって育っていたた為、結婚に対して夢も希望もありませんでした。

 

好きな人と結婚出来ないと、ずっと思っていました。

 

だけど、本当に大切な人が現れたらその気持ちを両親へ伝え、本当にその人が自分にとって大切な人だということを伝え続けると、きっと両親も認めてくれると思います。

 

諦めてしまったら、そこで終わりです。

 

なので、時間はかかるかもしれませんがその人と一緒になりたい!ってことを、伝えていくと必ずわかってくれる時がくると思います。

 

逆境があればあるほど、2人の愛も深くなっていくんじゃないかと、自分の体験から感じました。

 

最初は反対していた友人も、2人の気持ちが本物だとわかってからは、応援してくれるようになりました。

 

それがとても心強く、励みになりました。

 

人生で出逢うべく人は、限られています。

 

そして、その中で同じタイミングで好きになるなんて、本当に奇跡です。

 

今までの私は、養子に入ってもらえない人だとわかった時点で、結婚を諦めていました。

 

だけど「この人」って人が現れたら、そんな気持ちもなくなりどうしたら結婚出来るか?を考えられるようになりました。

 

今結婚に悩んでいる方、その人が本当に大切だと思われるのなら、ポジティブに考えて下さい。

 

その結果は、必ずいい方向に向かっていきます。

 

私は、それを身をもって体験したから言える言葉です!