
先の見えない恋愛を続けた日々
結婚するまでの恋愛は、一回り以上上の方とのプラトニックな恋愛を、学生のころから十何年続け、発展するわけでもなく、お互い老夫婦のような時間を長々と続けました。
そのあとは、大学時代の先輩と正式に付き合うわけでもなく、付かず離れずズルズル定期的に会うような、社会人になっても先の見えない恋愛関係を過ごして行くといった、ダメダメ恋愛をしていました。
結婚願望はないが、家族願望はあった
元々先の見えない恋愛関係に慣れていたせいか、強い結婚願望はありませんでしたが、強い家族願望はありました。
おそらく、別居婚、事実婚でもいいような気がしていたのかもしれません。
ただ相手になにかあったときには、1番に情報を知っていたいと思いました。
今の夫は同じ職場の同僚でした
夫と出会ったのは職場です。
同じ部署の同じ上司の下、一緒に仕事をするメンバーの一員でした。
夫はユニセックスなイメージで、カジュアルな服装で出社することが許されていたせいか、童顔もあいまって、一見浪人生のような見てくれでした。
また、一回り以上上の、先生のようなパートナーと過ごしていた私からするととても幼く見えていました。
会社のメンバーで休日を過ごすうちに、尊敬・恋愛の対象になった
それほど大きな部署ではなく、しかもチーム内で年齢の近いメンバーが多かったことと、イベントを企画することが大好きなメンバーがいたので、休日もいっしょに過ごすことが多くなりました。
ちょうど同じ時期に、学生のころから一緒にいた彼も、仕事の関係で地元から遠く離れたところに行ってしまったので、これまでのようになかなか会えなくなりました。
そのため、会社関係の友達と休日をいっしょに過ごすことが自然に多くなっていたような気がします。
そうやって過ごすうちに見た目とはうらはらに、夫の中身はとても落ち着いていて(というか、老人レベルの落ち着き)、私にとってとても落ち着く存在であることがわかってきました。
私はお酒を飲むことが大好きですが、夫は飲めません。
しかし、そういう場所が嫌いではないらしく、嫌な顔をせずにお酒の場でも楽しそうに過ごすことができるところなどを尊敬できるようになりました。
これぐらいのところで、正式におつきあいをすることを決めて、双方の親にもフランクにですがご挨拶などをしたような気がします。
2人で初めて買ったペアリングはプラチナの結婚指輪
夫のご両親が投資目的に買ったマンションに2人で住んではどうかという提案をされたことで同棲を検討したが、何も決まっていないのに会社の人と同棲をするのは抵抗があり、思い悩むと、ちょうど同じタイミングで2人でペアリングを買おうという話になりました。
そのときにお互いに気に入ったデザインが結婚指輪で、しかもプラチナだったため、時期同じくしてプラチナが高騰していたため、翌月から金額が高くなると聞いたため結婚指輪とすることにしました。
思っていたよりも早かった結婚
自分は30代で結婚するのではないかと思っていたので、思ったより若かったなぁと思いました。
また、自分を生んでくれた家族以外に自分が泣き叫んでも包み込んでくれる家族がいることは私の成長に大きく影響していると思います。
未来を見つめ、「素」の自分で向き合える人と結婚しよう
よくいわれることですが「結婚」は「ゴール」ではなく「スタート」です。
もちろん子供がたくさん欲しい方などは、年齢的なものがあるため、婚活を急ぐ必要はありますが、そうでなければ急ぐ必要はない気がします。
そして、「結婚」のために何かをするのではなく「結婚後の生活」のために「自分」を磨いてはいかがでしょうか。
また、「結婚」は誰かに頼るためにするものではありません。
そのため、自分1人で生活する力もちゃんと持っていることが必要だと思います。
そして、大人になると「新しい」出会いを始めることに臆病になり「過去の恋愛」に惑わされそうになります。
この「過去」とは決別するとよいでしょう。
仮に「過去」の自分が「恋愛」に失敗したとしても「失敗」した自分は「過去」のため、先に進みましょう。
子供が見ているウルトラマンの受け売りですが、「人は守るものを持っていないことは、強さではなく弱さ。人は守るものを持っている人こそ強い」のです。
そのためにも、婚活本に記載されている「恋愛テクニック」に惑わされることなく、その後の生活で自分が無理せずに過ごすことができるようにするためにも、「素」の自分で向き合える人と結婚することをお勧めします。
また、「核家族」とはいえ、やはり「結婚」は双方家族との繋がりです。
いっしょに住まなくても、なにかといっしょに行事ごとをご一緒することも多く、パートナーの人となりを作ったのはご家族です。
そのご家族とうまくいかなさそうだったときには、その気持ちを無視せず、解決してから結婚するとよいと私は強く思います。