
高校、大学と彼氏はいたものの・・・・
高校生のとき、同級生に告白されて付き合い始めたのが初めての彼氏です。
大学ではクラブが同じだった男性と数年間社会人になるまでお付き合いしました。
その彼と別れてからは、お見合いパーティーに行ったり合コンに参加したり積極的に動きましたが、とくにこれといった出会いのないまま、仕事に疲れて退職。
好きだった英語をもっと磨こうと海外での長期滞在を繰り返すようになりました。
海外生活が面白かったので、結婚に対する意識は低かった。
20代後半になるとまわりの友達でぽつぽつと結婚する子が出始めました。
しかし海外生活が面白く、長期海外で過ごしては日本に帰国し、派遣やアルバイトを繰り返す生活に夢中になっていたので焦りはあまりありませんでした。
海外で友人に紹介されたのが、主人と出会ったきっかけです。
出会ったきっかけは、滞在していた海外で友達になった現地人による紹介です。
当時はまだ携帯電話を持っていなかったので、彼女のアパートまで用事があって訪ねていったとき、不在だった彼女に代わって大家さんとして応対してくれたのが今の主人です。
そのときは急いでいたので伝言を伝えただけで、正直特に印象に残らず、後に結婚することになるとは思っていませんでした。
共通の趣味である音楽を通じて仲を深めていった
それからしばらくして、不在だった彼女から、実は大家の彼があなたのことを気に入ったので紹介してほしいと言われている、と教えられました。
いきなり付き合うとかではなくて、友達として気軽に会ってほしいと言われ、彼女も一緒ならと了解しました。
早速次の週末、彼女の部屋で何人かでパーティーをすることに。
堅苦しくならないようにと他にも何人が友人を呼び、みんなで持ち寄ってのパーティーをしました。
あらためて会ってみると、けっしてハンサムとは言えないのですが、なんだか味のあるかわいらしい顔立ちの人だなと。
なにより、こちらが退屈しないように一生懸命話をふってくれたり、私の英語が間違っていても一言一言聞き漏らすまいと、真剣にうなずきながら話を聞いてくれるのです。
話しているうちに、音楽の趣味が同じことがわかり、ライブに行く約束をしました。
今までひとりでは入りにくかった地元のライブハウスに連れて行ってくれることになりました。
まずは友達として、と思いながらも、一緒に行ってくれる男性がいるのは心強く、それまでは「海外生活、なんでもひとりでがんばろう!」
と思っていたのが、彼と行動するようになり、気持ちがゆるんでいくのがわかりました。
私をしっかりと受け止め、導いてくれる人。
結婚を決断したポイントは、彼の穏やかでポジティブな人柄でした。
それまで付き合ってきた男性なら、こんなときは拗ねたり怒ったりして面倒だったなと思うことでも、彼は不機嫌になることがありませんでした。
私が何かトラブルを抱えて相談すると、きっと大丈夫、と気持ちを落ち着かせてくれました。
これまでの彼氏は一緒に感情的になってケンカに発展したり、お互い情熱をぶつけ合う感じだったのですが、彼は私の感情を穏やかに受け止め、前へと導いてくれる。
そんな違いを感じ、彼となら一生一緒にやっていけると思ったのです。
人として必要とされている、という充足感。
結婚できて、自分は新しい家族を持ったのだという喜びが沸いてきました。
以前はどうしても結婚したいという焦りはありませんでした。
しかし、流れで30代前半に結婚に至り、そして子供も授かり母親になったことで、自分は人に必要とされているんだ、という充足感がありました。
結婚生活はゴールではない。そこから2人で作り上げるもの。
その当時は焦りは感じておらず、結果的に結婚して家庭を持ったわけですが、今は本当によかったと思っています。
人には言いにくいですが、結婚のために、というよりも、自分を磨くために努力は怠らなかったと思っています。
男性に媚びず、自分の好きなこと、やりたいことを追求して勉強も続けて、人に頼らず海外で頑張った結果、そういう姿を見ていてくれた人がいたのかな、と。
海外生活の中で、人とのつながりを大切にし、新しい場にも物怖じせずに出て行き、世界を広げようとして動いていたことで、今の夫に出会えたのだと思います。
友人の中には今現在婚活に励んでいる人もいるのですが、
「結婚」が目標になりすぎていて、恋愛中毒のようになっており、自分がどうしたいのか、恋愛を除いたときに自分に何が残っているのかを見失っている人もいます。
また、結婚にはある程度の勢いも必要です。
相手の条件が自分の思い通りになるまでコントロールしようとして、時間をかけすぎた結果、
二人の間の感情が冷めてしまったり、「まだxxがそろっていないから」と計画を先延ばしにしたりしていると、いつまで経っても結婚できません。
結婚はゴールではないので、結婚してから夫婦ふたりで一緒に作り上げたり、苦労をともにすることで二人の人生が重なって絆が強まるのだと思います。
慎重になるのも大切ですが直感も信じて、そのへんのバランスが難しいかもしれませんが、熱い間に熟したタイミングを逃さずに、が鉄則だと思います。