犬が私達を結びつけてくれたキューピット!犬の散歩での出会いもある!

田舎の新学校から有名大学へ、そして航空会社に就職。

私の高校は田舎で、進学校でもあったので、恋愛に興味を持つこともなく実際に男性とお付き合いしだしたのは大学に進んでからでした。

 

都市部の有名私立大学だったので、それなりに合コンのお誘いや出会う機会もありました。

 

しかし、周りの内部進学者や帰国子女の友達の華やかさに圧倒されコンプレックスを感じ、せっかくの出会いもなかなか活かすことができませんでした。

 

就職先が航空会社に決まり、またまた華やかな世界に入り込んでしまいました。

 

しかしその頃には、接客業ということもあり人馴れもし、数人の男性とお付き合いもしましたが、仕事も一生懸命な時期だったので結婚を決めるまでには至りませんでした。

 

華やかな生活に漬かり切って、気づけば30オーバー。

結婚に関して焦りは全くありませんでした。

 

仕事も楽しく、色々な国に行くことができ、様々な経験をすることができる毎日に充実感を持っていたからです。

 

そして、いつか自分がその気になりさえすれば結婚はいつでもできる、いつか子供も当然持つものだと根拠なく信じていたせいかもしれません。

 

華やかな生活にどっぷり浸かり、天狗になっていたんですねわたし。

 

人生そんなに甘くはないということは、30歳過ぎても独身という状況になり初めて学ぶこととなりました。笑

 

犬の散歩でよく出会う飼い主さんと話すようになって。

出会ったきっかけは犬の散歩です。

 

愛犬を散歩している時に遭遇したワンコの飼い主さんが今の旦那です。

 

犬同士がお互いにクンクン匂いを嗅ぎ合って、遊ぶでもなく、でもお互いに気になる素振りをしていたのでその時はなんとなく同じ空間にいた、という感じです。

 

その場は彼とはお互い会釈をするだけで別れました。

 

背の高い男性だな、という印象しかなかったと思います。

 

1週間後くらいにまた散歩中の彼に遭遇して、彼の犬は私たちを見つけて近寄ってきたのですが私の愛犬は全く興味を示さず、ガン無視状態でした。

 

そのようなことが数回続き、さすがに彼と彼のワンコに申し訳なく感じ、こちらから話しかけて愛犬の愛想無い態度を謝りました。

 

それから自然に彼と話をするようになりました。

 

価値観など、根本的な部分がとても共感できる人。

長身の男性という印象しかなかったのですが、話しをしていくうちに落ち着いた人だな、と好感を持つようになりました。

 

話の内容はもっぱら犬のことばかりでしたが、彼の話し方や言葉使いから信頼のおける人なのではないかと思い始めた頃、ドッグランに誘われました。

 

まだ彼のことはよく知りませんでしたが、昼間のお出かけだし、家も近所だったので安心してその週末に一緒にドッグランに出掛けました。

 

その後ディナーに誘われ、それからは時々2人きりのデート、たまに犬付きのデートをするようになりました。

 

彼は私より少し年上で、離婚経験があることがわかりました。

 

彼が女性やお金に関してガツガツしたところないのは、年齢的な落ち着きと、離婚で色々な苦労を経験し、女性に対しても変に自己要求だけの人ではないからかな、と感じ始めました。

 

お付き合いを始めてからは、いろんなことをお互いに話しました。

 

お互いの出身地も遠く、学生時代に勉強したことやこれまでの経験も全く違うふたりなので本当にたくさんのことを話しました。

 

特に家族の話題は多かったと思います。

 

お互いの家庭環境もまたとても違うのですが、小さい頃に両親に言われたこと、家族を大切に思う気持ちが非常に私と似ていたのです。

 

価値観や倫理観などの根本的な部分に共感できることが多く、この人とならずっと一緒にいれる! 一緒にいたい!と強く思うようになりました。

 

”絶対に許せないポイント”がなかったことでしょうか。

結婚を決断したのは、彼に大きなマイナス点がなかったからです。

 

マイナス点と言っても彼の欠点という意味ではありません。

 

私もいい年でしたので、私も含め人にはそれぞれ欠点や弱点があることはわかっていました。

 

ただ、結婚は綺麗事だけでは進められない現実的な部分にも目を配らないといけないことがあります。

 

30歳を過ぎてからは、私の中で結婚する相手に対し許容範囲の弱点とそうでない譲れない弱点、マイナス面をはっきりと線引きしていました。

 

今の夫はその「譲れないマイナス面」が全くなかった、というのが結婚を決意できた大きな点となります。

 

周りの鬱陶しい目線がようやくなくなりました。

結婚できて精神的に楽になりました。

 

もう1人で気を張って頑張らなくても病気になったり、何か不慮の事態に陥っても頼りにでき、心の支えになってくれる人が側にいてくれるという安心感ができました。

 

また、結婚する前は「まだ結婚しないの?」「早く結婚しないと子供産めなくなるよ」という既婚の女友達の上から目線の言葉を鬱陶しく感じていましたが、それがなくなったのでスッキリしています。

 

自分に自信がつくと、女性って本当に変われるんです!

外見的なことを言うと、私の顔は平均ど真ん中だと思いますが、正直顔はメイクや髪型、いつも笑顔でいたり、全体的な雰囲気など、努力次第でいくらでも平均以上にもっていくことができます。

 

幸い私は背が高く、太らない体質なのでスタイルだけはいつも褒められます。

 

20代前半まではただ可愛いだけのファッションをしていましたが、20代半ばからはスタイルの良い人だけが着れるような脚の長さやウエストの細さが目立つような服を選んで着るようになりました。

 

でも、胸の谷間が見えたり変に露出の多過ぎる服は絶対に着ませんでした。

 

品のないファッションは女性を敵に回すうえ、真剣なお付き合いや結婚を視野に入れている男性は敬遠します。

 

体目当ての不埒な男性が寄って来ても迷惑です。

 

ファッションを変えたら、男性からだけでなく同性からも褒められるようになり、「顔はイマイチだが、スタイルでなんとかなるんじゃないか」という変な自信がつきました。

 

自分に自信がつくと、女性って本当に変われるんですよね。

 

姿勢も良くなり、他人に接する時にも余裕がでます。

 

自信過剰な人は鼻に付きますが、変に謙虚になり過ぎて自分を過小評価するよりも、自分の良いところを見つめ直し、そこを伸ばしていくのも良いのだと実感しました。

 

それから内面についてですが、私にとっての婚活は自分との精神的戦いだったような気がします。

 

どんなに良いと思える男性とお付き合いしてもなかなか結婚が決断できず、かと言ってこれから先ひとりで生きていく勇気も覚悟もない。

 

自分がパートナーに求めることをまず明確にし、必要なことの優先順位、あれば良いが無くても困らないこと、我慢すべきこと、どうしても譲れないことを自分自身で改めて整理し直しました。

 

もちろん相手にだけ求めるのではなく、自分に足りないところなどを常に見直すようにしました。

 

不満や不安がある時は自己完結するよりも相手としっかり向き合う勇気を持つようにもしました。