
失恋の辛さをはじめて味わったのは30代後半
自分に自信がなかったので、好きな人に告白はできず、
声をかけてくれた人とは「こんな貴重な人はいない」と、とりあえずお付き合いをするというパターンだったので、当然のように長くは続かなかったです。
35歳の時に付き合った彼は、私が好きになったところで告白もされてと、両想いだったので、とても楽しく、4年ほど幸せな時間を過ごしました。
結局は振られてしまい、ひどく落ち込んで、30代後半で初めて失恋の辛さを味わいました。
一生独身で親の面倒をみる
結婚に対して焦りはありませんでした。
子供のころから結婚願望がなく、一生独身で将来は親の面倒をみると思っていました。
なので、同級生が皆結婚してもなんとも思わずに、「結婚ってそんなにいいのかなー」ぐらいの気持ちでした。
職場で出会った「作業服の似合わない人」
出会ったきっかけは、職場です。
ありきたりですね。
私が42歳のときで転職して、そこにいました。
なぜか独身の女性ばかりの職場で、平均年齢も40過ぎているようで、とても居心地がいいなーと思っていました。
そんな中、作業服をきた彼がいました。
ひとりだけ色が白く、ひょろひょろっとしていて、顔も整っていたので「作業服似合わない人がいる」と思ったのが第一印象です。
初めて一緒にご飯を食べたら、楽しくて楽しくて!
私は仕事を覚えるのに必死な中、仕事上、月に何度かやり取りをする機会がありましたが、彼はいつも親切に説明をしてくれました。
他の人に聞いてもいいようなことも、優しくて聞きやすいから、ついつい彼に聞いてしまい、なんとなく好感をもつようになりました。
偶然、ふたりともプロジェクトの手伝いメンバーになり、そこで個人的なことを話すようになり、
「今彼女がいない、彼女ほしいなぁ」と言っているのを聞き、「こんないい人なのに彼女いないのもったいないなー」と思っていました。
プロジェクトメンバーで飲みに行く話が出て、そこで彼ともLINEの交換をしました。
なかなか皆の予定が合わずに、ふたりだけでご飯に行こうということになりましたが、
私は「もしかして、宗教とかねずみ講とか・・・」と疑って、最初に「なにか、そういう話があるんですか?」と聞いてしまい、失礼なことをしてしまいました(笑)
はじめてふたりでご飯を食べて、しゃべったらとても楽しくて、もうこの段階で私は好きになってました。
「またふたりで会いましょう」と私から連絡とりました。
彼の軽い言葉で ”寿退社”へ
「勢いが大事」とよく聞くけど、本当にそうです。
私は結婚願望がなかったので、彼が「結婚しよう」というのを、何かと理由をつけて伸ばし伸ばしにしていました。
でも、「こんなに言ってくれてるから、いずれは」と思い始めてもいました。
仕事の人間関係で悩んでいて、辞めたい・・・と話したら、
「結婚するんだから辞めればいいよ」と、軽い返事が返ってきて、
「そうか、寿退社だ」となり、結婚する気になり、仕事も円満に辞められ、本当に良かったと思います。
”一緒に帰れる”。単純だけど、こういうのが幸せ!
結婚できて一番良かったのは、ふたりで出かけたときに、一緒に帰れるということです。
デートの帰りにさみしくなり、なかなか家に帰れないし、帰ったあともずっと連絡とりあったりして。
これがなくなったというのが幸せです。
あなたの「結婚したい」はその程度??
私の周りにも多いのですが、「結婚したい」という割になにもしていない・・・。
「それじゃ無理だよー、婚活しないと。合コンは?」、「今は仕事が忙しくて。前行ったけど、いい人いなかった」。
「マッチングサイトは?」、 「なんか信用できない」。
「結婚相談所は?」 、「それはなんかちょっと違うんだよね」。
というような会話を何人かとして、腹が立ちました(笑)
あんたの「結婚したい」は、そんな程度なのかと。
私は、結婚願望がなかったけれども、彼氏は欲しいと思っていたので、新しい職場でも「彼氏募集中です!誰かいい人を紹介して下さい」とアピール。
前の職場のあまり好きではない独身男性に連絡をとり、合コンの段取りを依頼し、そこに来た男性の連絡先を聞きだし、また合コンを開いてもらう。
街コンに参加して、正直あんまり友達になりたくない人とも愛想よくしゃべる。
友達から聞いたマッチングサイトに登録し、何人かとも会う。
そんな努力をしても、彼氏なんてそう簡単にできなかったです。
結婚までとなると、それ以上の努力をしないとできないんじゃないかと思いました。
私の中では、出会いがたくさんあったのは、職場でのアピールでした。
上司がバツイチの同級生を連れてきてくれたり、同僚が合コンを開いてくれたり、取引先の人と飲み会を開いたりしてくれましたよ。
30過ぎると、「今彼氏募集中で」というのは、ガツガツしてていかにもモテない人みたいで、恥ずかしいのですが、
もう開き直って、「私こんなに美人なのに彼氏がいないんですよ」と、笑いの方向にもっていってました。