
付き合うってどういうことか、イマイチわかっていなかった。
学生時代は好きな人がいても自分から告白する勇気が無く、恋愛経験は乏しかったです。
高校時代に隣のクラスのあまりよく知らない男子に告白されてお付き合いした経験はありましたが、相手の事を好きになれず短期間で終わってしまいました。
当時は自分に自信が無く、「付き合う」ということがどういうことなのかイマイチよく分かっていなかったためだと思います。
なので、お互いのことを良く知った上で、ちゃんとしたお付き合いをしたのは現在の結婚相手だけです。
就活、卒業、同棲、そして結婚。
結婚に関して焦りはありませんでした。
私たちが付き合いだしたときはまだお互い大学生でしたが、それからすぐに半同棲生活となりました。
そのまま就活が始まり、大学卒業と同時に同棲し、気が付いたら20代半ばの結婚適齢期となっていました。
周りの環境が変わってもお互いの間には特に大きな事件も無かったため、そのままの流れで結婚に至りました。
同じ時期にアルバイト先に採用されたメンバーの1人。
出会ったきっかけは地元のアルバイト先でした。
お互い春の同じ時期に採用されたメンバーでした。
フリーターの方が多いアルバイト先だったので、学校は違いましたが同じ学生ということで、時間帯が重なるときはよく話す間柄でした。
彼の初めの印象は今どきの大学生らしく、少し軽めだけど話しやすいという印象でした。
ただ、出会った当初は彼には彼女がいましたし、私も話しやすいとは思っていても特に男性としての意識はしていませんでした。
告白のきっかけは「元カレは怖い」
アルバイト先の飲み会で、私の中の良かった先輩が彼に、「この子長いこと彼氏いないらしいよ、○○君もらってあげて~」と冗談で話したそうです。
彼もちょうど彼女と別れていたこともあり、「全然ありだな」と思ったとの事でした。
私はその時その場にいなかったのか、このやりとりがあったことを後から知りました。
その先輩も、後から聞く限りでは酔っぱらっていたのかそんな話をしたこともあまり覚えていませんでした。
後日、アルバイトの帰りに連絡先を聞かれ交換しました。
それからお互い毎日のように好きな服の事とか、学校のこととかをメールや電話で話し、徐々に距離が近づいていきました。
休みの日にも何度か遊びに行くようになったころ、偶然私が昔少しだけお付き合いした高校時代の元彼から再び連絡がありました。
私自身全くその気はなかったのですが、そのことを彼に話したところ、まもなく彼から告白され付き合うことになりました。
後から聞くと「その気は無いって分かっていても元彼は怖い」と焦る気持ちがあったようです。
初めて連絡先を交換してから、お付き合いするまでに2か月ほどでした。
それから数か月後には彼が部屋を借りて、家を出たことで私もそこへ入り浸るようになり半同棲生活を送るようになりました。
早い段階で同棲できたことは良かったと思います。
結婚に至ったポイントは、付き合って間もなく彼がひとり暮らしを始め、半同棲生活となったことだと思います。
最初のころは、家に帰らない日が続くと親に叱られたりもしましたが、早い段階からお互いの両親に挨拶をすることで、安心してもらうようにしました。
その甲斐があり、大学卒業後も自然な流れで二人で暮らすことが出来ました。
付き合っている段階で、お互いの家事レベルや考え方の違いが不安で結婚に踏み切れない、という話はよく聞くのですが、そういった点を結婚を意識する前から知っておくことが出来たので、早い段階で同棲できたのは結果的に良かったと思います。
精神面で安定したと言うのが正直なところでしょうか。
結婚できて正直な気持ちはほっとしました。
同棲していて、周りからも私たちが間違いなく結婚するだろうと思われていても、入籍していなければ中途半端な状態であることは変わりないので、結婚という形がとれたことで、精神的な安定が大きかったです。
同棲からの結婚なので、生活環境などは殆ど変化は無かったですが、先に述べた理由から、精神的な面での変化が大きかったです。
付き合ってから好きになっていく事もあるので。
私の周りには30代半ばでも、まだ未婚の友人は男女ともにたくさんいます。
その中には結婚願望があるにもかかわらず、婚活がうまくいっていない子が数人います。
その子たちに共通しているのは相手に対して受け身な面が感じられるのと、双方の好みのマッチングが上手くいっていないように思います。
婚活中の子たちからは、「好みじゃない人からは言い寄られるけど、気になる人からは全然連絡が返ってこない」という話を良く聞きます。
私も今の旦那は元々友人とは思っていましたが、自分から好きになった訳ではなく、相手から告白されて「とりあえず」という感じで付き合ったことから始まりました。
でも相手が私のために部屋を借りて一緒にいる時間をたくさん作ってくれたり、私が好きな旅行に一緒に付き合ってくれたり、歩み寄ってもらうことで私も相手のことが好きになっていきました。
「追う恋か追われる恋か」とよく言いますが、私は「追われる恋」の方が自分自身のストレスも少なく、心にゆとりのある状態で相手と向き合うことが出来るのでいいんじゃないかなと思います。
確かに、好きでもない人から言い寄られたら拒絶したくなる気持ちも分かります。
ただ、その人の何が気に入らないのか、と考えたときに、メールの文面とか服装とか、些細なことであるならいったん目を瞑って、もう少しお互いの事をよく知るようにするのもいいのかなと思います。
全てが気に入るような相手と結婚出来るなんてことはまず無いです。
私も今の彼の気に入らないところはいくつもあります。
でもお互いを知っていく中で、二人のズレを上回る好きなところや尊敬出来るところを見つけることで、結婚は成り立っているのだと思います。