太っていて、あだ名は”ゴリラ”。そんな私がネットで出会った男性と結婚。

容姿にコンプレックスを抱え、男性との接し方もわからなかった。

私は、体が大きく、太っていて、顔もブスでよくゴリラなどあだ名を付けられていたので、容姿に自信がありませんでした。

 

性格も根暗で、人と関わるのが苦手でした。

 

なので、今まで恋人なんかいたことも無く、社会人になってからも無縁でした。

 

どうしたら、男の人と話せるのか、話せてもどんな話をするのか、そもそも、きっかけは何なのか全てが分からない状態でした。

 

職場も女性が多数、拘束時間が長い上、寮に住んでいたのでそんな機会もなく、寂しい日々が悩みでした。

 

同級生の幸せな話などを聞くと、心がざわつきました。

結婚に関して焦りはなかっですが、周りが恋人がいたりして出遅れた感じがしました。

 

置いて行かれたような感覚です。

 

また、同級生に子供が出来たなどの噂を耳にしたときは羨ましかったです。

 

私にはそんな日がやってくるのか不安な日々に、煽るような出来事が起きた時は、やはり心がざわつきました。

 

しかし焦ってもしょうがないと思ってました。

 

ホームページにコメントをくれたとある男性。

出会いのキッカケは、当時匿名で私がやっていたホームページです。

 

日頃の悩みや、日常をアップするだけのところでした。

 

そんなある日、彼(旦那)がコメントをくれたのです。

 

私が書いた記事に共感したらしく、ただ僕もそう思います、と書いてあっただけでした。

 

そこから、ちょくちょくコメントを残して下さるようになり、ホームページで絡むようになりそこから、メールのやり取りに移行して2年間、会ったこともなくメル友でした。

 

私のどんな話も聞いてくれるし、的確なアドバイスもくれて本当に良い人優しい人っていうイメージでした。

 

「私のこと嫌になったでしょう?」「・・・好きになった」

メル友になって2年も過ぎたある日、彼から会ってみたいなと言われました。

 

私も彼の人柄に惹かれているところがあったので、会うことになりました。

 

しかし、男性と二人っきりで会うこともなければ、まともに対面で話した事もありません。

 

なので、メールのやり取りのようにスムーズに会話をはすることができない事や、そういう状況が苦手なことを事前に話した上で、会うことが決まりました。

 

当日は、緊張で道中帰りたくて仕方がありませんでした。

 

彼から、教えてもらった服装の人を探しました。

 

そして、駅の入り口付近で見つけました。

 

スラッと細く、カッコいいとまではいかないですが、清潔感があり好青年って感じでした。

 

挨拶も程々にし、場所を移動してからタジタジですがお互い改めて自己紹介からここまで来る道中の話、それから他愛もない話をする事ができました。

 

言葉が詰まり話せなくなっても、会話が途切れても、意味わからない返事をしても、彼はちゃんと嫌な顔をせず聞いてくれました。

 

沈黙が嫌で、無理矢理何か話題がないかと言っても、彼はそれに答えてくれました。

 

そんな対応や、何でも受け入れてくれる性格に、私はますます惹かれていきました。

 

その一方、今彼はどんなことを私に対して思っているのか不安で、帰ってから聞きました。

 

私の見た目のこと、タジタジ加減嫌になったでしょう?と…

 

そしたら意外、好きになった、可愛かったよ、と。

 

 もっと知りたい、付き合ってくれませんか?とメールをくれました。

 

急ですが、友達のような関係から付き合う事になりました。

 

友達以上恋人未満って感じです。

 

私がいきなり恋人となるとどうしていいか分からなくなるので、手放したくない大切な友達のような感覚で接していいと言われ、初めて恋人の様な存在が出来ました。

 

同棲1年後についにプロポーズへ!

結婚を決断したポイントは、やはり優しさでした。

 

付き合ってからも、変わらず私を大きく包み込んでくれました。

 

愚痴も下手な話も全て聞いてくれて、会うときも私が疲れてないか、この距離感は大丈夫かまで気を使って下さり、とても優しかったです。

 

交際して半年たった頃、私は体調を崩し仕事を辞めることになりました。

 

寮に住んでいたので、実家に帰るのもな、と思っていると、相談するとうちにおいでと言ってくれたので、流れで同棲が始まりました。

 

遠距離で数ヶ月に1回1日しか会ってなかった彼ですが、 一緒に暮らしても驚くほどお互い気を遣うことなく、だからといって別々になることもなく、心地よい時間を過ごせていました。

 

同棲して1年。 記念日に、彼からプロポーズをしてもらい結婚を約束しました。

 

メル友歴2年、付き合って2年。ようやく掴んだ幸せ。

結婚できて、不思議な感じです。

 

恋人すら無理だと思っていた私。

 

しかし、キッカケを掴んてからは夢心地でふわふわしていた毎日。

 

それが、いつの間にか結婚です。

 

メル友が2年間、付き合ってから2年間トントン拍子にことが進み、結婚できました。

 

他の男性を知りませんが、彼でよかっです。

 

ずっと、この安心できる場所や存在が近くに居てくれると思うと、何でもやれる気がしましたし、その先が楽しみな気持ちになりました。

 

言いにくいこともストレートに伝えてみる。

私は、とにかく飾らないことにしました。

 

飾ってもボロが出やすい性格もありましたが…

 

また、ネット等でいろいろ気になることを調べました。

 

男性がしてほしい事や気にかけてほしいこと、お願いしたい時や本音を言いたい時は、どう伝えていいかどうしたら男の人に嫌な思いをせずに正確に伝えられるかなど、何でも調べました。

 

男女の受取り方、伝え方、心理状況が違うなど理解した上で、生活する事をオススメします。

 

こうすればいいのに…なんで分かってくれないのかと、こっちが密かに求めても男性には分からないことが多いらしいです。

 

実際、もどかしい時もありました。

 

ストレートに言いにくく、濁して話をしても伝わらないことがあっても、怒らず改めてストレートに伝えてみてください。

 

お互いが歩み寄るのも必要ですが、どちらかが我慢して近寄らなければならない事が必ず来ます。

 

また、なるべく自分ができる事を頑張りました。

 

料理や洗濯、結婚したらこれが当たり前になるのかなぁと想像しながら、億劫なときもなんとか乗り切りました。

 

もちろん彼にも、できる範囲やらせましたが。

 

また、相手からも相談できるような意見を言いやすいような雰囲気作りも頑張りました。

 

確かに彼は、なんでも私の話を聞いてくれますが、ふとしたとき彼からの話や意見が無いことに気づき、彼にも意見を求めるなどして、二人で同じ事を考えること、想像する時間が必要だと思いました。

 

そしたら自然に、二人で…と言う考え方や自分本位のやり方が減った気がします。

 

その先の人生計画の中にも、自然とその考え方が出てきました。

 

だからか分かりませんが、彼が結婚を意識しだしたのは、いつの間にか二人でっていろんな事を考えてたから結婚するだろうなと思った、と言われました。

 

これらをして、私は結婚しました。