
30代で初めて登録した出会い系サイト
恋愛経験が本当に乏しいまま、30代になってしまい、思い切って出会い系サイトに登録して、何人かとメールのやり取りを始め、実際に待ち合わせして会ってみました。
何度か会って、付き合い出した人もいますが、その後連絡がなくなり、また出会い系サイトで新しい相手を探してを繰り返しました。
結婚相手は実際に会った4人目です。
1年ぐらい付き合って、お互いの親に会って、結婚に至りました。
周囲からのプレッシャーは大きく、恋愛は思うようにいかない。
親が結婚相談所のパンフレットを持ってきたり、親戚がお見合い話を持ってきたり、周囲のプレッシャーは半端なかったです。
その中で、私は気になる人にアプローチして、告白したけど、フラれたり、気づかないうちに後輩が付き合っていたり、なかなか思うようになりませんでした。
出会い系サイトで知り合った4人目の彼は、落ち着いた感じの人でした。
出会い系サイトで話が合うし、私の結婚条件として地元が同じ人というのがあったので、ターミナル駅の改札口で待ち合わせをしました。
万が一、見るからに苦手な人だったら、今日は急に都合が悪くなったと、メールでドタキャンしようと思っていました。
でも、茶色のセーターを着たもの静かそうな人だったので、メールでは同い年ということだったけれど、すごく年上のように感じました。
気配り上手な彼からもらったキーホルダーのプレゼント
最初は居酒屋に行って、4品ぐらい注文して、2時間ぐらい飲んで、別れました。
なんだかあまり盛り上がらなかったという印象でしたが、メールでまた会う話になって、私は悪い人ではなさそうと思ったので、会うことにしました。
そうしたら、親のために結婚しなければならないと言っているので、それは違うと説教じみた話をして、この人を守らなければと思うようになってしまいました。
それで、ちょっと遠くの美味しいラーメン屋に行ってみたり、ドライブに行ってみたり、段々遠くまで一緒に出かけるようになりました。
後でわかったことですが、最初2時間で解散したのは私に気を使ってことだったようです。
ドライブに行って、ちょっとお土産屋に寄った時に「これ、可愛いね」と私が言ったキーホルダーを後でこっそり買ってきてくれて、別れ際にプレゼントしてくれたのはすごく嬉しかったです。
別にすごく欲しいキーホルダーというほどではなかったですが、そういう行動がとっさに出来る人なんだと感激しました。
そのうち、私はあまり好きではないけれど、彼はカラオケ好きなので、一緒に行くようになりました。
お正月に互いの両親と会うことに
彼は実家暮らしだったので、母親に行動を観察されていて、付き合っている人がいるらしいと見抜かれていました。
それで、お正月に彼女を連れてきなさいと言われたようで、それなら、うちの両親にも会ってと言って、セッティングしました。
私はもう失うものは何もないという気持ちで、これで結婚にならないなら、そろそろ次の相手を探さないと40代になってしまうと思っていたので、良いタイミングと思いました。
それで、両方の親に会い、私たちは同い年だけど、私の方が誕生日が先に来るので、もし結婚式をして姉さん女房の紹介になるのが気になるなら、誕生日前に結婚式をしたいと話しました。
結婚の決断は「両親を安心させたい」思いが大きかった
結婚して一番に思ったことは、自分の両親を安心させることができたと思ったことです。
本当はかえって心配させることになったかもしれないけれど、両親も結婚してほしいとすごく思っていたことだったので。
あと、なりふり構わず、一生懸命行動すれば、結果が必ず付いてくると思いました。
出会い系サイトは使い方次第ではとても便利
出会い系サイトはトラブルが起きやすいと思われるかもしれません。
でも、効率よく、条件に合う人と出会うには大変便利なものです。
しっかり自分を見失わず、個人情報の取り扱いに十分に気をつければ上手く使いこなすこともできます。
彼とのドライブでは、車の中での会話をすごく考えていきました。
バラエティ番組でドライブしている時、芸人さんやアイドルたちはどんな風に話をしているのか、よく見るようにしました。
難しいことではなく、リアクションとか、たわいのない話題とか、どのように散りばめているのか注目するようにしました。
私が勉強になると感じた番組は俳優の大泉洋さんが出演していた「水曜どうでしょう」です。
あと、一緒に食事した時は男の人が支払いをするのが当然という態度は一切せず、必ず割り勘の姿勢、ごちそうになったらお礼を言う基本の礼儀は守りました。
ドライブに行って、万が一、喧嘩別れになった時は、自力で公共交通機関で帰ってくるだけの現金も持ち歩くようにしました。
頼りっぱなしは重たいと感じられそうと思ったからです。
周囲には出会い系サイトで知り合ったと言わず、友人の紹介と言ってあります。
変な憶測やら心配やらが面倒なので。
彼は私と出会ってしばらくするまで、偽名を使っていました。
本名を教えてもらうことになってすごく驚きましたが、そのくらいの慎重さが必要かもしれません。
あとから思うと結構危ない橋を渡ってきたかもしれませんが、結婚に至るまでの経験はどれも必要なことだったように感じます。