バンドを通じて知りあったチャラい見た目の彼との馴れ初め

お互いの感情のバランスに悩むこともありました。

中学生の頃から太り始めたのがコンプレックスでした。

 

また、顔も奥二重なのが目つきが悪いということも悩みでした。

 

高校生になって、化粧を始めました。

 

高校1年生の時に初めて彼氏が出来て、他校の人だったのであまり会えませんでしたが、メールを毎日やりとりしていたのが楽しかった思い出です。

 

しかし私より彼からの愛情が強かったので、それが辛くなって別れました。

 

2人目の彼は地元の友達でした。

 

高校2年生の時バイト先が同じになり私から好きになって、よく話しかけたり、一緒に帰ったり、好きなタイプを聞いて自分をそのタイプに寄せようとしたり、時間をかけて好きになってもらいました。

 

ただ彼は優しすぎるので、優柔不断で意見を私に言ってくれませんでした。

 

行きたい場所、悩み事など…だんだんと私だけ気持ちを伝えているのが虚しくなってしまいました。

 

今思えばもっと話し合えば良かったのですが、その頃は感情的に別れてしまいました。

 

25歳には結婚したいかな、と思っていました。

結婚に関して少し焦りはありました。

 

子どもの頃は20歳になったら結婚したいと思っていました。

 

なぜなら早くに子どもを産んで、若くて綺麗なママになりたかったからです。

 

実際に20歳になら頃には大学生だったので、結婚したい気持ちもなくなっていました。

 

ただ25歳にはしたいなと少し延長になったような気持ちではありました。

 

絶対友達にならないだろう・・・という初対面での印象。

出会ったきっかけは同じで大学の同級生でした。

 

私たちの大学は入学後のオリエンテーションがホテルで宿泊して行うものでした。

 

オリエンテーションではホテルのホールで行いました。

 

学生番号の早い順で10名ずつ壇上にあがり、自己紹介をするもいうものでした。

 

今の旦那が壇上に上がって自己紹介をしているとき、私は座席から見ていました。

 

「高校ではバンドを組んでいました。パートはギターです。」と自己紹介する彼の服装は、メガネとロゴTシャツに光沢のあるベストに細身の黒パンツ。

 

私の座席の近くの女の子が「イケメンじゃない?」と言っていました。

 

でも私はイケメンと呼ばれる人は性格悪そう、しかもバンドでギターって絶対チャラチャラしてる…。

 

高校時代の私はどちらかというと地味な感じで、軽音部にいるようなキャピキャピした感じの人たちが苦手でした。

 

「この人とは絶対友達にならないだろう」というのが私の第一印象です。

 

チャラチャラした感じの彼。でも意外と性格が合う。

高校時代は地味であまり楽しい思い出がなかったので、大学では後悔しないように楽しいことをたくさんやろうと考えていました。

 

新しく友達ができ、その友達から「バンドやらない?」と誘われました。

 

中学生は吹奏楽部でパーカッションパートだったので、ドラムは少しできることを話していました。

 

それからバンドサークルを新しく作りました。

 

そこで私たちと男の子たちのバンドも一緒になりました。

 

そこでたまたまいたのが今の旦那です。

 

そしてその彼を「かっこいい」と言っていたのが私の友達でした。

 

でも友達には高校時代からの彼氏がいて、彼にも高校時代からの彼女がいました。

 

バンド活動でスタジオにみんなで行ったり、大学で集まったり、次第に彼と友達が仲良くなり、2人で抜けてどこかに行くようになり…。

 

そんな仲良しエピソードを友達から聞いていました。

 

友達が「彼も彼女と別れるって言って、私も彼氏と別れて付き合う」と言いました。

 

私はいいんじゃないかなと思っていました。

 

しかし友達が「高校時代の彼氏の方がやっぱり良い」とよりを戻し、彼は彼女と別れてしまいました。

 

それからサークルメンバーで熱海へ旅行に行きました。

 

その友達は高校時代の彼氏に悪いということで不在でした。

 

夜みんなが寝てしまい、起きていたのが私と彼でした。

 

そこでほぼ初めてちゃんと話しをしました。

 

「色々あったらしいじゃん。」から私が話しかけたかと思います。

 

それから朝方まで色んな話をしました。

 

友達への思い、元カノへの思い、それから話が変わっていき…。

 

驚いたことにアニメがお互い好きだったり、高校に共通の友達がいたり…。

 

話してみると全然チャラチャラしてないじゃん、と思いました。

 

本人にも「私絶対あなたと仲良くなれないと思ってた」と言いました。

 

彼は「俺はイイナと思ってたよ」と言いました。

 

「やっぱりチャラいな」と言い返せるくらいになりました。

 

それから連絡を取るようになり、2人で大学を抜けて遊びに行くようになりました。

 

共通の趣味のアニメの映画を観に行ったり、それから彼の家でアニメを見ようという話になりました。

 

彼の家でアニメを見ながら他愛もない大学の話などしていましたが、それから彼が真面目な顔をして「付き合いませんか?」と告白してくれました。

 

付き合った頃から”熟年夫婦”!?

結婚を決断したポイントは気を遣わない家族に近い存在になったということです。

 

まで付き合った人は、次は何を話そうかと考えて会っているのに頭の中をグルグルと違うことを考えていたり、気を遣ってしまっていた部分がありました。

 

彼はお互い黙っていても居心地がいい雰囲気になります。

 

そういう空気は直感に近いものもあります。

 

周りからも付き合ったばかりの頃から、熟年夫婦みたいだねと言われていました。

 

また、同じ趣味があることも大事です。

 

共通の趣味がアニメだったので、長い時間一緒にいて好きなことを一緒に体験できて共感して時には意見を言い交えながら過ごせるということは、他の人とではできない事だと思いました。

 

親を安心させられて本当に良かったと思います。

結婚できてまず思ったのが親に安心させてあげられて良かったということでした。

 

母は以前別の方と結婚しており、兄が生まれていました。

 

父と再婚し生まれたのが私でした。

 

私は自分が結婚するまで、その話は知りませんでした。

 

学生時代に父と母は喧嘩をすることがありました。

 

そんな姿を見て、漠然と「こわい」「好きな人同士でもこういう風になるのかな」という不安が私の中できました。

 

今の旦那と喧嘩をしたことがありません。

 

きっとこういった経験から喧嘩を自然と回避するようになったんだと思います。

 

親からは就職してからいつ結婚するんだと何度か圧力をかけられていました。

 

おそらく孫の顔が早く見たかったのだと思います。

 

親も私が生まれるのが遅かったので大学を卒業するころには還暦を過ぎて、周りの親と同年代の人は孫がいるところが増えていました。

 

出来れば早く結婚して孫に会わせてあげたいと大学の頃から考えてはいました。

 

結婚を報告した時とても喜んでくれました。

 

照れくさそうな、でも嬉しそうな顔は今でも覚えています。

 

気持ちの余裕を持って接することで、女性の魅力は増すと思います。

大学の頃彼はとても痩せていて、顔もシュッとして、目はぱっちりした感じで整った顔をしていました。

 

私はぽっちゃりで顔も奥二重で目つきが悪く、肌もニキビが目立つし、彼と私は釣り合ってないんじゃないか?と勝手に思い、劣等感がありました。

 

まずは見た目を綺麗にしたいと努力しました。

 

夜は炭水化物を抜いておかずだけにするダイエットを長期的に続けて、3年ほどで15キロ減りました。

 

肌も美容院で相談して化粧品をアドバイスしてもらい、美容院で取り扱っていた化粧水と馬油を使い続けました。

 

今相手を探されている方は、見た目は綺麗に努力して、且つ話しかけやすい雰囲気を出すギャップがあるとより魅力的になると思います。

 

笑顔がよく出る、ニコニコしている人は私の周りでもよくモテます。

 

私なりの恋愛テクニックは、少し抜けたところを見せることです。

 

普段はしっかりしている方だと自分では思っていますが、たまにみんながわかることを間違えたりします。

 

漢字を読み間違えたり…交通ルール標識を大真面目に答えて全然違っていたり…。

 

そんな間違えが普段しっかり見える分、ギャップがあって可愛く見えるようです。

 

彼は頼りにされると嬉しいようで、わからないことは素直に聞いて頼るようになりました。

 

今の旦那は友達が多く女友達も多くて、私の周りの友達からは「また女の子と歩いてたよ」「嫌じゃないの?」とよく言われました。

 

付き合い始めから不思議と嫉妬心みたいなものがありませんでした。

 

劣等感があったからかもしれません、付き合ってくれているんだから…と、もし浮気をされたとしてもそれは私に魅力が足りないからだと思っていました。

 

それがいつしか彼は信頼できるから大丈夫と思うようになりました。

 

彼も私のことを信じてくれて、女友達がいるときも報告をくれるようになり、一緒に遊んだりもしました。

 

彼が私を大事にしてくれていると信じているので、信頼関係が築けて何でも話せるようになったのだと思います。

 

時間をかけて相手を知ることと、気持ちに余裕を持って相手に接することで、女性は魅力的に見えるのではないかと思います。