
委員長キャラでしたが、実はしっかりものではないんです。
学生時代、女友達も男友達も多かった私。
ただ、私はいわゆる委員長キャラで、まわりの人からは「しっかり者」と言われることが多かったのです。
特に男友達は、その「しっかり者」が仇となってか、本当に仲良くなっても友達以上に発展することがあまりありませんでした。
私自身「ほんとはしっかり者じゃないのに・・・」と思いながらも、まわりの目や期待になんとか沿わないとと頑張っていました。
本当は面倒くさがりでのんびりすることが大好きな私はしっかり者を演じていたのかもしれません。
出会いがない中で就職した職場は女性だらけ・・・
結婚に関して焦りは、学生時代はあまりありませんでした。
「そのうちいい人がみつかるよ〜」が口癖。
しかし高校卒業後、地方の女子大学に進学し、出会いのなさに少しずつ焦りを感じるようになりました。
そしてその後、女性がほとんどの職場に就職。
就職した頃は「バリバリ働いているベテランの方が多くて、勉強になるなぁ」と思っていましたが、裏を返すと既婚者がほぼいない職場だったのです。
そこから結婚への焦りがさらに生まれました。
第一印象は”なんかクールそうな人”。
出会ったきっかけは、職場の先輩の紹介。
先輩から「いい人がいるんだけど」と話はもらっていたものの、結婚への焦りもある一方で、忙しい仕事に精いっぱいだった私。
しばらくのらりくらりとその話を流していました。
仕事が少し落ち着いたとき、先輩に「あの話まだ大丈夫ですか?」と紹介してもらいたいとお願いをしました。
後に聞いた話だと、どうやら現夫も同じタイミングで「あの話どうなりました?」と言っていたようでびっくり!
メールで連絡をとって、最初に会ったおしゃれなご飯屋さん。
カウンター席だったのでよく顔は見えなかったけど、「なんかクールそう」と思ったのが第一印象でした。
ゆったりした時間を一緒過ごせる人ってホントにいいなって思った。
初対面後、すぐに次はいつ会えますか?と夫からメールで誘ってきてくれました。
メールの文章はいつも真面目でお堅いかんじ。
2回目のデートは映画。
ただちょうどみたい映画があまりない…
そこで夫が提案してくれたのはアクション映画!
正直あまりノリ気じゃなかった私でしたが、「夫さんこういうのが好きなのかな?」と思い、観てみることに。
映画終了後、とても面白かったようでちょっと興奮した様子でニコニコ話す様子に、最初の「クール」な印象から「なんか可愛いな」という印象に変わりました。
そして食事などデートを重ね、「次は妻ちゃんの行きたいところに行こうよ!」と提案してくれました。
相手のことを考えすぎてしまって、自分の考えや思いを伝えるのが苦手な私。
「でも今回は遠慮しないでみよう!」と大好きな水族館に行ってみたいと提案してみました。
そして水族館デート。
水族館は、ゆっくり回りたい派の私。
夫さんも同じだったようで、ひとつひとつ水槽の横にある解説も読みながら楽しみました。
「こうしてゆったりした時間を一緒過ごせる人っていいなあ」と感じ、あわよくばお付き合いできたらいいなと高望みをしていたのですが、そのままご飯を食べて何もないまま帰り道。
「まあそうだよね・・・」と思っていると・・・帰り道にまさかの告白!!!
もちろん返事はすぐOKでした。
私の考えや思いをしっかりと聞いて、受け止めてくれる。
結婚に至ったポイントは、ありのままの自分でいれることだと思います。
出会ったばかりの頃や付き合ってすぐの頃は、お互いに猫をかぶっているような状態でした。
「こう思われたらどうしよう」「夫くん、これしたらイヤかな?」など、今思えば考えすぎじゃない?と思うようなことも度々あります。
その考え方が変わったのは、ケンカをしたことです。
私はこれまでお付き合いした方とできる限りケンカをすることは避けたくて、いわゆるイエスマンのようになってしまっていました。
そこを夫さんは「俺がどうこうじゃなくて、妻ちゃんはどうしたいの?どう思ってるの?」と聞いてくれたのです。
そのケンカがきっかけで、自分の考えや思いを夫くんに素直に伝えられるようになりました。
私が伝えられることで、夫くんも素直に伝えてくれます。
互いにありのままでいられることが、結婚を決めたポイントだったと思います。
両親たちのように幸せな家庭を築きたいと思った。
結婚できて正直「結婚できてよかった・・・」という安心感がありました。
職場でのベテランの方たちをみていたからかもしれません・・・
また、両親や親戚、友人のどの夫婦も幸せで仲よさそうにしている様子がこちらまで伝わってくることが多かったので、安心感もありながら、自分たちもそういった家庭を築いていきたいなという思いでいっぱいでした。
「みる目を養って耕す」という母の教え。
振り返ってみると、「あのとき紹介してくれた先輩の誘いを断らなくてよかった!」とこれに尽きます。
【恋愛はタイミングと勢い】なんてよく言いますが、あのまま仕事仕事になっていて、紹介を流したままにしていたら、夫さんと出会うこともなく、結婚もしていなかったかもしれません。
そう思うと、あのとき自分から行動しておいてよかった!!!と心から思います。
婚活をしていると、新しく出会うことに疲れてしまったり、私のように仕事が忙しくてクタクタでそれどころじゃないということもあるかもしれません。
でも、どこにチャンスは転がっているかわからないということも事実だなと思います。
やはりチャンスは自分から掴んで行かないといけないですね!!
私もそうでしたが、どうしても男性からアプローチしてほしい!という思いが先行してしまいます。
でもそこで女性側が少し行動すると、男性側は「いいな」と思ってくれるそうです(と夫が言ってくれましたが本当かな・・・笑)。
あまりグイグイ押しすぎたり、しつこすぎるのは良くないかもしれませんが、「あなたのこと気になってるのよ〜」「いいと思ってるわよ〜」というアピールはしていっても良いのかなと思いました。
もう一点、昔から母に言われたきたのですが、「いろんな人を見ておくのよ」ということです。
昔は「なんでそんなこと言うんだろう」と思っていましたが、【いろんな人をみて、みる目を養う】という意味で母はそう言っていたのだと思います。
男性とのお付き合いを前提にだけではなく、学生時代、仕事、趣味、恋愛などなど色々なことを通して人と出会って、たくさんの考え方を知って、世の中良い人も悪い人もいることを知って、【みる目を養って耕す】ことが大事だなと思います。